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題名:子どもを見る目
先週末は運動会の学校が多かったようですが、あいにくの天気で延期になったところもあるようですね。
皆さんのところではいかがでしたか?
ビリーブでは、毎回授業後に、スタッフによるフィードバック&勉強会を行っています。いろいろな話をするのですが、中でも大事にしていることの一つに「子どもをプラスの目で見る・語る」ということがあります。
大人同士が相手を見るときに、どうしても欠点や苦手なところは目に付きやすいということがありますね。子どもを見るときも同じで、できないことや苦手なことは見えやすくなってしまいます。
でも・・・
その子どもの「マイナス面」ばかり見ていると、なんとかそこを改善して「できるようにしたい」という想いが強くなります。
もちろん、周囲がそこに気付き、改善の手立てを考えることは大切なことですし、私たちも重視しています。
ただ、そこだけを見ていると、知らず知らずのうちに、子どもにプレッシャーを与えてしまうことになりかねません。
そういう目で見られていると、子どもは萎縮してしまったり、やる気を無くしてしまったり、自分をうまく表現できなくなってしまうことがあります。
ですから・・・
私たちは子どもの「プラス面」、得意なことや好きなことをたくさん見つけ、語るようにしています。そのプラスの面を武器に、苦手なところを補っていくことが大事だと考えるからです。
子どもの認知特性(得意なこと、苦手なこと)を把握したうえで、持っている力を最大限に発揮できるよう、また利用していけるよう、子どもと一緒に考えたいと思っています。
またこれは、スタッフ同士だけでなく、保護者の方とお話しするときも同様です。
うちの子はこんなことができない、こんなことばかりしていて困る、というお話をよく聞きます。子どもを想う親の愛情、何とかしてあげたいという想いは、本当に切実でよく伝わってきます。
そんな時、まずは子どもの素敵な部分(よいところ、得意なこと)を語った上で、苦手なところをどう補っていくかを語るようにしています。
それを繰り返しているうちに、保護者の方の目も変わってきて、自らおっしゃることばも変わってきます。
すると、不思議なことに子ども自身も変わってくるのです。
人間は一人では生きていけません。周りとの共存の中で生きています。子どもも、たくさんの目の中で育っていきます。たくさんの温かい目で囲んであげたいと思います。
2008年9月22日
投稿者:ミカっち
投稿者:ミカっち
題名:2学期が始まりました
残暑もほぼ終わり、朝晩はめっきり秋らしくなりましたね。
昨日今日は、ビリーブの教室にも爽やかな風が入ってきました。
夏休みの間フル回転していたエアコンもしばらくお休みです。
2学期が始まって1週間経ち、子どもたちの生活もだいぶ落ち着いてきたようです。
授業中の顔にも、余裕が見られるようになってきました。
あっという間に過ぎた夏休みでしたが、思い返せばいろいろなことがありました。
加藤のブログにもありましたが、普段と違う子どもたちの姿を見ることができましたし、学校の先生とお話しする機会も持てました。本当に有意義な夏でした。
そんな夏のある一日、茨城の養護学校で講演をさせていただきました。
県内の養護学校の先生方を対象とした研修会で、70名ほどの方が参加してくださいました。
子どものアセスメントやかかわり方、さらに授業展開などについて音楽療法の視点からさまざまな話をさせていただきました。
皆さんとても熱心に話を聞いてくださり、早速2学期からの授業で取り入れてみたいとおっしゃっていました。
また、間でワークショップも行わせていただきましたが、さすが日ごろ音楽を担当されている先生方。
恥ずかしがったり動じたりすることなく、皆さん素敵にご自分を表現されていました。
お世話になりました養護学校の校長先生、担当の先生方、本当にどうもありがとうございました。
さてさて、ビリーブは今後も楽しいことが満載ですよ。
生徒のみなさん、お楽しみに!
2008年9月10日