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投稿者:カトちゃん
題名:早くも1年が経ちました!

ビリーブがスタートして早1年が経ちました。
最初の授業が始まったのがつい最近のような…何だか月日の経つのがとても早い気がします。

確実に変わったことは、私をはじめ、みんなが1つ歳をとったということ。
(なぜか私は特に歳をとった気がしますが…気のせいかなぁ)
それから、子どもたちが少しずつではあるものの、着実に成長してきたということ。
それは、普段はあまり意識していなくても、1年も経てばとてもよく見えるようになってきたことです。

私たちの臨床は、他の臨床と同じくある程度長期の目標を立てて行っています。
しかし、あまり遠くばかり見ていても、それはそれで気が遠くなるものです。
なかなか見えてこない光にイライラしたり、もう変わらないのではないかと気が沈んだり、そんなこともあるでしょう。
だから、私たちはまずは今をじっくり見て、今この瞬間にできることを一生懸命行い、その成果として明日が今日よりも少し多く輝けばよいと思っているのです。
このような小さな成功体験が積み重なることで、人は成長する…。
そう信じて、子どもとの時間を大切にしていきたいと思っています。
歌うときも、話しかけるときも、今一緒に子どもたちとこういう時間を持つことができて本当にしあわせだ、と感じながら…。
そういう地道で丁寧な気持ちが、人の育ちには絶対に必要だと思っているのです。

今日行ったことがすぐに大きな成果として出ることはないでしょう。
しかしそれでよいのです。
短期間にあまり大きな成果が出ることの方が、人間の育ちにとって余程不自然なことなのだと思います。

それでも、よく見ると子どもたちの中にほんの少し変化が見えます。
課題が上達してきたとか、いろいろな活動に興味が沸いてきたとか、以前よりも気持ちが落ち着いてきたとか、椅子に座る姿勢がよくなってきたとか、持続力・集中力がついてきたとか、どこかに小さな変化は見えてくるのです。
私たち臨床家や保護者の方のもっとも大きな仕事は、そういう子どもの小さな変化を見逃さず、温かく支えていくことに他なりません。
今年もまた一緒にお子さんを育てていく道を進むことができることを、心より感謝申し上げます。

さて、ビリーブでは、副代表の藤江がこのたび『特別支援教育士(S.E.N.S)』の資格を取得しました。
彼女はもともと高い専門性を持って子どもたちとかかわってきましたが、余りある知識や技術を資格という形で整理したわけです。
私たちスタッフはお互い協力し合いながら、さらに質の高いプロの臨床家として、子どもたちの今と将来のしあわせのために、全力を尽くしていく所存です。
引き続き、ご協力のほど、何とぞよろしくお願いいたします。

2008年4月10日