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投稿者:カトちゃん
題名:教材プリントが増えました!
前回の藤江のブログにもありましたように、ビリーブでは日夜教材作りに励んでいます。
それは、いくら専門性が高くても、教材の種類が豊富でなければ、子どもたちに最高の授業を提供することはできないからです。
子どもの臨床家の資質はいくつかありますが、例えば次の4点が特に大切であると実感しています。
@子どもを理解する力(アセスメント)
A子どもとかかわる力
B臨床家自身をよく知る力
C子どもに合った活動を提供できる力
この場合、特にCが教材作りと関連しています。
そして最近特に増えたのが教材プリントです。
藤江は「100種類ほどあり…」と述べていましたが、あれからもかなり増え、現在では150種類は超えているでしょうか。
プリントの内容だけで、十分1冊の本が書けるほど、子どもの発達段階や課題に合わせてまんべんなく揃えてあります。
例えば、国語でしりとりに興味を持った子がいれば、
・「あ」「い」…のつくことばプリント
・絵を見てしりとりを作ろう
・絵を見てしりとりを探そう
・しりとり問題を作ろう
作文などの文章力を身につける時期の子がいれば、
・「パンやさんにあるものは」
・「りんご」ってなあに(赤い、丸い、つるつるしている…などの概念化)
・絵を見て順番を考えよう(絵画配列)
・絵を見て文章を作ろう(出だしを載せる、ヒントつき)
・絵を見て文章を作ろう(ヒントなし)
この他にも、文字の基礎、数の概念、順序性、10の合成・分解、ソーシャルスキルの課題など、幼稚園段階から小学校の低中学年程度に合わせた課題がたくさん用意されています。
学校などで行うプリントは、段階的に用意されているとはいえ、どうしても一つ一つの間が粗く、その隙間を埋めるための手立てが十分でないのが現状です。
そのため、子どもたちは、あるプリントAができても次のBになかなか進めないのです。その合間を埋める、A1、A2、A3、A4…がないために、簡単なAを何度も繰り返すか、せいぜいAの内容を少しアレンジして取り組むか、あるいは難しいBに苦戦するか…というのは現状なのです。
ビリーブでは、Bがスムーズにできるための土台作り、すなわち「A1、A2、A3、A4…」がとても充実しています。
これらを行うことで、子どもたちはいつの間にかBができるようになっているのです。
しかも、プリントを訓練的に行うことは決してなく、楽しみながら取り組めるよう、絵などの視覚的ヒントをできるだけ取り入れているのです。
似ていて、ちょっと内容の違う課題をできるだけ数多く提供していくことで、子どもたちの学力は本物の力になっていくと考えています。
さあ、今日も作るぞ〜!
2008年7月07日