カレンダー     3月
S M T W T F S
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

否定はしない方がいい
適切な時期に、適切なサポートを
頑張りすぎない
子育てについて
「満足感」と「安心感」
合格おめでとう!
あけましておめでとうございます(特集【二次障害】)
多動について
読書のすすめ
姿勢の保持が難しい子
カトちゃんブログのみ表示
ミカっちブログのみ表示

投稿者:カトちゃん
題名:今年度の評価は情報が満載!

ビリーブでは毎年、1年間の子どもたちの様子をまとめた評価表を保護者にお渡ししています。

今年も例年同様、準備を進めていますが、いつもの年と圧倒的に変わった点があります。

それは、情報が満載であるということ。

子どもたちの授業記録は、いつも授業が終わってすぐにまとめるようにしています。
記録と共に、課題や成長した点などをまとめた評価表に書き加えるわけです。

すなわち、Aちゃんの記録は、だんだん膨らんでいくわけです。

同じ課題でも、4月のときと8月のとき、そして2月では、変容が一目瞭然。

そのような貴重な資料からピックアップして、毎年エキスだけを提供していました。

しかしそれは、まとめる手間がかかる割に、情報が減ってしまい、かえって子どものことがわかりにくくなるというデメリットがあることに気づいたのです。

せっかくの情報を活かしきるためにどうすればよいのか。

いろいろ考えた末、普段の記録表に分析を加えたものをそのまま提供すればよいのではないか。

情報量が多過ぎて一見して全体を知ることが難しいという欠点はあるものの、丹念に読んでいけば、これほど子どものことがわかるものはないのではないか。

よし、今年度はいつもまとめていた評価表そのものを提供することにしよう。

そのような結論に達したのです。


評価表には以下のような項目で、時系列に子どもの様子が表記されています。


全体の様子、学習に向かう姿勢、情緒的な面、ボディイメージ、空間認知、身体の使い方、姿勢、手指の操作性、協応動作、聴覚−運動系(音楽活動)、視覚−運動系(視知覚系)、記憶力、イメージする力、概念、言語・コミュニケーション、国語、算数、対人関係、社会性などなど・・・

これを見れば、1年間の子どもの様子が手に取るようにわかります。
(保護者のみならず、第三者が読んでもわかりやすいように、文章を工夫しました)。

評価は基本的に子どもの担当者が作成しますが、スタッフ全員が時間をかけて目を通し、チェックを行っています。

みんなの目で作り上げているわけです。

それにより、多面的に子どもを見て、評価することができ、またスタッフ全員が一人ひとりの子どもを共通して理解することがでます。

いつも一生懸命子どもを見て、記録を詳細につけているつもりでも、一人がわかることは限定的である…。

仲間のスタッフからの貴重な意見を聴きながら、強くそう感じる次第です。

A4(800字程度)で平均7〜10ページにわたる評価表は、ちょっと驚きの量ですが、保護者と担任の先生分の2部をお渡しする予定です。

ビリーブの評価表を通じ、子どもが通っている場の先生方とも連携を取ることができれば…。

ときどき、授業の見学に来ていただいていますが、子どもたちの年間の姿を知っていただくことは、先生方の授業や個別の指導計画表作りにも役立つものと信じています。


このようなオープンな情報交換は、もちろん子どもたちのために行うわけです。

さて、今日から本格的に評価表作りを行うぞ〜と意気込む、カトちゃんでした。

2011年3月04日