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投稿者:カトちゃん
題名:近刊の紹介です!

2005年3月に明治図書さんから出版させていただきました本の続編として、再び明治図書さんから以下の本を出版することになりました(4月上旬に刊行予定です)。

●タイトル
『子どもの世界をよみとく音楽療法』
 ―特別支援教育における発達的視点を踏まえて―(加藤博之著、明治図書)

●目次

T アセスメントを丁寧に行う
1.子どもの小さなサインを読みとる
2.発達年齢と音楽活動の関連を考える
3.実際のアセスメント
(音楽活動のチェックリスト、個人アセスメント票1・行動観察用、個人アセスメント票2・保護者記入用)
【事例】『ピアノと音つみきの協和音でコミュニケーション力アップ』
【活動1】『曲に合わせて動こう』

U 目標・プログラムを具体的に設定する
1.目標設定の留意点
2.長期目標を適切に設定する
3.短期目標を適切に設定する
4.プログラムの設定と活用における留意点
5.個人セッションと集団セッションについて

V 子どもとの豊かな関係作りを行う
1.まずは子どもと一緒に過ごすことを楽しむ
2.子どもに合わせることから始める
3.子どもとのかけひきを工夫する
4.さまざまな援助を有効に行う
5.保護者と共に子どもを育てる
【事例】『対極にある保護者の援助法』
【活動2】『独奏 トライアングル』
【活動3】『二人でトライアングル遊び』

W 発達的視点に基づいて子どもを育てる
1.なぜ発達的視点か
2.共同注意や三項関係を大切にする
3.模倣の力を育てる
4.ことば・コミュニケーション能力を育てる
【事例】『曲あて遊びを通じた心地よいやりとり』
【活動4】『楽器の音あて遊び@―楽器のマッチング―』
【活動5】『楽器の音あて遊びA―音色の聴き分け・楽器遊び―』
【活動6】『楽器の音あて遊びB―音色の聴き分け・カード遊び―』
【活動7】『楽器の音あて遊びC―楽器あてクイズ(軽度発達障害の子どものために)―』

X 子どもを惹きつける音楽活動を考える
1.音・音楽を丁寧に提示していく
2.活動をわかりやすくする
3.心地よく参加できるようにする
4.子どもの豊かな表現を音楽的に支えていく、
【活動8】『ペンタトニック音階の合奏』

Y 音楽活動を適正に評価する
1.評価を行う目的を考える
2.評価を行う際の留意点を考える
3.音楽活動全般の評価例
4.各活動の評価表
【提言】『本当に子どものために行っているか』

○付録CDガイド
参考・引用文献

本著では、音楽療法に限らず、子どもの発達全般について詳しく触れています。
1人のお子さんが、診断を受け、保護者と共に丁寧なアセスメントを行う。それに基づいて短期目標・長期目標を設定し、子どもを尊重したかかわりを行う中で、発達的視点に沿ったアプローチを実施していく。
このような流れを、各章ごとにまとめてあります。
CDでは、私たちの音楽療法の一端を見ることができます。
4月上旬には書店に並ぶそうですので、ご覧いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。

2007年3月18日