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投稿者:カトちゃん
題名:2学期もよろしくお願いします!

8月の中旬には信じられないくらい暑い日が続いたこの夏も、そろそろ終わりの気配が見えてきました。
長かった夏休みも終わり、いよいよ2学期のスタートです。
休み中、各ご家庭では、お子さんたちの過ごし方にいろいろな工夫をされていたことと思います。
余りある時間を有効に過ごすというのは、私たち大人にとっても並大抵のことではありません。

ビリーブではお盆開けに授業がスタートし、久しぶりに皆さんの顔を見ることができました。
やっぱり一緒に過ごす時間はいいですね。
今日9月1日は、土曜日ということもあり、たくさんのお子さんたちと充実した時間を過ごすことができました。
スタッフは皆、子どもたちと過ごす時間が1分でも多いほど嬉しいことはありません。

そんな私たちスタッフですが、授業がない日にも教室に集まり、これから行う授業のためにいろいろな準備をしています。
そして、特に大事にしているのは、授業後の記録をまとめることです。

※Aちゃんの動作模倣(〇月〇日)
【子どもの様子】グーパーなどの連続した動作の模倣は即時的にできるが、チョキや指を1本ずつ開いていく動作は部分的にできるものの、途中混乱してしまう。
ボディイメージは、日常的に使ったり耳にする部位はよくわかっている。
「右ひざを手で叩いて左ひざを上げる」などの連鎖した動作は難しい。
【分析】相手と同じ動きをしようとする気持ちが見られる。自分の得意な動作や日常的な動作は比較的スムーズに模倣する。細かい動作はやろうとする意欲は見られるものの、時間がかかったり部位がわからなくなってしまう。
【今後の活動例】
音楽に合わせて大きな動作(頭肩ひざポンなど)を中心に、ゆっくり〜速く、行っていく。細かい動作は、動きを単純化したり(指を1→3本出す、を繰り返す)、作った形を机に乗せて終点を作るなどしながら、できる活動を増やしていく。
訓練的にならないよう、相手と一緒に行うことが楽しいという雰囲気を大切にしていく。
(先日、明治図書のブログに載せたものです)

いかがでしょうか。
このように、子どもたちの1つ1つの事象について、細かく分析することで、次の授業で何をすればよいのかがはっきりと見えてきます。
それまでぼやけていた部分が焦点化されて、授業の内容はもちろんのこと、お子さんへの援助方法(声かけ、視覚的援助など)、お子さんが戸惑ったときに用意する別メニュー、など、たくさんのことが明確になってきます。

そのため、翌日の授業の準備のために何時間もかかることが多々あります。
熱中していると、数時間なんてあっという間に過ぎてしまうのですね。
その時間は、私たちにとって決してつらいわけではなく、子どもたちとよい時間を過ごすためのワクワクした時間となっているのです。

一人ひとりのスタッフが、お子さんに対する愛情だけでなく専門性も高められるよう、今後も努力を惜しまず、お子さんたちの将来のためにお手伝いできる力量を備えていきたいと思っています。
すでに、この数ヶ月で大きく伸びたスタッフもいます。
個人の努力もありましたが、もっとも大きいのはお子さんたちのお陰であるということ、つまり私たちは常に子どもたちに育てられているのだという気持ちを持ちながら、これからも毎回の授業&セッションを大切にしていきたいと考えています。

追伸です。
近日中に、スタッフ紹介を追加する予定です。
いつも私とミカっちだけでは飽きてしまいますよね。
新しい顔ぶれの登場にご期待ください。
写真も新しく撮る予定です。

2007年9月02日