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投稿者:カトちゃん
題名:続・セッションを楽しみにしてくれる子どもたち
ビリーブでは何よりも楽しい雰囲気を大切にしています。
このことは、これまでも何度もブログや質問コーナーに書かせていただいています。
もうしつこいくらい書いていますが、それだけ大切だと考えているからです。
子どもは「楽しい雰囲気」「安心できる環境」で育つ。
どんなに素晴らしい課題でも、嫌々では身につかない。
このことは、いつもビリーブのすべての子どもたちを見ていて、強く感じることです。
ハンディのあるお子さんは、ややもすると「もっと頑張りなさい」「そうじゃない、こうするんだよ」「そんなことしちゃダメじゃない」などと、日頃から必要以上に励まされたり、指示されたり、注意を受けたりすることが多いようです。
あるいは、クラスの中で精一杯頑張っていて、知らぬうちにストレスが溜まってしまうこともあるでしょう。
子どもたちはビリーブに来ると、教室に入ってくるやいなや満面の笑顔を浮かべ、心から安心して過ごしてくれます。
とにかく、ビリーブの子どもたちはよく笑います。
皆が皆安心しているので、私やスタッフにも躊躇なくかかわってきます。
多少やんちゃなくらいかかわってきます。
でも、それでよいと思っています。
子どもたちは、ここではこう振舞えるとわかりながら、自分らしさを思う存分発揮しているのですから。
子どもたちが笑うからスタッフもよく笑います。
時に、お腹を抱えて、しばらくの間子どもと爆笑することもあります。
そんなとき、保護者の方は心からほっとされている様子で、きっと保護者の方もそのような時間を求めておられるんだなぁと感じるのです。
私は育ちが関西(西宮=甲子園の街です)で、その関係からか、あるいは生来の性格からか、授業の随所に笑いを入れたいと思っています。
しかし、いつも笑っているわけではありません。
本当に頑張っているときには子どもは笑わないのです。
だから頑張ったあとに、思い切りリラックスして、笑う時間を設けたいと思っているのです。
子どもによっては、声を出して笑うのではなく、ニコニコしながら「全く、またやってるよ。加藤先生は〜。」と見ている子もいます。
そのことは、私を心から癒してくれます。
表現は一人ひとり違うのですから、それでいいと思います。
少なくともそこには自分以外の人と共感する気持ちがとてもよく見えています。
そして、共感こそ人が生きていく上でもっとも大切なものだと思うのです。
横浜市の中田宏市長が、著書の中で次のようなことを述べています。
「仕事というのは政治家も医師も主婦もすべて根っこのところは同じで、『相手の気持ちに共感する』ことを学ぶ修行である」
ビリーブでは、これからも、一人でも多くの子どもたちが安心して自分自身を発揮し、皆と共感できるような雰囲気作りを丁寧に行っていきたいと考えています。
2007年9月11日