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題名:子どもを見る目

先週末は運動会の学校が多かったようですが、あいにくの天気で延期になったところもあるようですね。
皆さんのところではいかがでしたか?

ビリーブでは、毎回授業後に、スタッフによるフィードバック&勉強会を行っています。いろいろな話をするのですが、中でも大事にしていることの一つに「子どもをプラスの目で見る・語る」ということがあります。
大人同士が相手を見るときに、どうしても欠点や苦手なところは目に付きやすいということがありますね。子どもを見るときも同じで、できないことや苦手なことは見えやすくなってしまいます。

でも・・・
その子どもの「マイナス面」ばかり見ていると、なんとかそこを改善して「できるようにしたい」という想いが強くなります。
もちろん、周囲がそこに気付き、改善の手立てを考えることは大切なことですし、私たちも重視しています。
ただ、そこだけを見ていると、知らず知らずのうちに、子どもにプレッシャーを与えてしまうことになりかねません。
そういう目で見られていると、子どもは萎縮してしまったり、やる気を無くしてしまったり、自分をうまく表現できなくなってしまうことがあります。

ですから・・・
私たちは子どもの「プラス面」、得意なことや好きなことをたくさん見つけ、語るようにしています。そのプラスの面を武器に、苦手なところを補っていくことが大事だと考えるからです。
子どもの認知特性(得意なこと、苦手なこと)を把握したうえで、持っている力を最大限に発揮できるよう、また利用していけるよう、子どもと一緒に考えたいと思っています。

またこれは、スタッフ同士だけでなく、保護者の方とお話しするときも同様です。

うちの子はこんなことができない、こんなことばかりしていて困る、というお話をよく聞きます。子どもを想う親の愛情、何とかしてあげたいという想いは、本当に切実でよく伝わってきます。
そんな時、まずは子どもの素敵な部分(よいところ、得意なこと)を語った上で、苦手なところをどう補っていくかを語るようにしています。
それを繰り返しているうちに、保護者の方の目も変わってきて、自らおっしゃることばも変わってきます。
すると、不思議なことに子ども自身も変わってくるのです。

人間は一人では生きていけません。周りとの共存の中で生きています。子どもも、たくさんの目の中で育っていきます。たくさんの温かい目で囲んであげたいと思います。

2008年9月22日

 
投稿者:ミカっち