カレンダー
←
10月
→
S
M
T
W
T
F
S
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
◎
否定はしない方がいい
◎
適切な時期に、適切なサポートを
◎
頑張りすぎない
◎
子育てについて
◎
「満足感」と「安心感」
◎
合格おめでとう!
◎
あけましておめでとうございます(特集【二次障害】)
◎
多動について
◎
読書のすすめ
◎
姿勢の保持が難しい子
カトちゃんブログのみ表示
ミカっちブログのみ表示
投稿者:カトちゃん
題名:頑張る子どもたち!
先週、今週も連日たっぷり授業&セッションが入っています。
いろいろなことがありましたが、子どもたちは皆自己主張をしながらも、一生懸命大人や周りのペースに合わせようと頑張っていました。
好きなこと、得意なことなら、どんどん受け入れることもできますが、苦手なことや自分の興味の範囲を超えたことは、どうしても向かう気持ちが少なくなってしまいます。
そんなときでも、こちらの駆使したあの手この手の取り組みをスムーズに受け止め、多くのことを取り入れてくれるようになるのです。
そして、いつの間にか、周りの子どもたちよりも楽しそうに活動していることがあるから、子どもって本当に不思議で凄いなあと感動してしまいます。
保護者の方も、とても協力的で、子どもの活動を陰ながら支えてくれています。
私が一番凄いと思うのは、子どもがほんの少し頑張ったことを、心から嬉しいと表現してくださることです。
その様子を見ながら、親御さんにはかなわないな〜と敗北感を味わいつつ、でも自分の役割はそういう親御さんと子どもの関係を作ることだと、気を取り直しているのです。
プリント学習などを行うとき、注意することがあります。
それは、子どもの間違いを的確に指摘しすぎないことです。
80%正解していて、残りの20%が不正解だったとき、私たちはどうしても20%に目が向いてしまいます。
でも、長い目で見ると、そのようなことはほんの小さなことで、80%に感動し、それらを定着させた方が余程子どものためになるということを、私たちは長年の経験から学んできました。
20%の間違いを指摘しないということではありませんが、間違えるにはちゃんと理由があるのであって、完璧に指摘してもそれらが定着するための土台が備わっていないと、ただ「言われた」という印象だけが子どもに残ってしまいます。
そうなるとどうなるかと言うと、子どもは勉強に対する知的好奇心が減退してしまい、とにかく「保護者のために」正解することだけを求めるようになります。
そうなると、子どもは学んでも、学んでも楽しそうではないという状態が続いてしまいます。
楽しそうでない子どもは、学んだことがなかなか定着しません。
覚えたことも、ほんのちょっと聞き方を変えただけで全然答えられないということが間々生じるのです。
本当に学びたいから学んでいるか、させられているかは、授業に参加している子どもの目を見れば一目瞭然です。
私たちスタッフが一番求めていることは、勉強したいという気持ちを育てること。
それは、障害があるなしにかかわらず、誰もが持っている力なのです。
正確に解答しようとして多くのものを失うよりも、「これは面白い」「もっと知りたい」と思う気持ちを育てた方が、結局は後々その子は伸びるのです。
間違えてもいいんだよ、という気持ちが育ったとき、子どもは多くのことを自分から学ぼうという気持ちになります。
そうなると、子どもは勉強の力だけでなく、生きていく上でとても大切な「自分や他人を信じる力」「自分でやりたいことを選ぶ力」「つまずいたときに立ち直る力」を身につけることができるのです。
授業中は、どんなことがあっても、子どもの小さな頑張りを心から褒めてあげてください。
これはビリーブスタッフからの心からのお願いであり、あとはこちらにお任せいただければ責任を持ってお子さんを育てていきたいと思います。
2年後、3年後の子どもの成長につながるために、これからも引き続き「子どもの今」を温かく見守っていただければと思います。
2008年10月01日