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投稿者:ミカっち
題名:子どもの課題

学校で出された宿題(プリント類)を子どもたちが持ってくることがあります。大抵の場合、保護者が疑問に感じて持ってくる(相談される)のです。
適切な課題を出されている子ももちろんいますが、かなり疑問を感じる課題を出されている子も少なくありません。先生がたは、大事な時間を割いて教材を作られているのだと思います。しかし、現状に合っていないものは子どもにとって何のメリットもありません。残念です。

例えば・・・
●3こまでの具体物の数と数字のマッチングを行っている子に、時計の文字盤(何時何分)の読みが出されている
●1桁の計算(加減)の習得がまだ不十分な子に、2桁の計算(繰り上がり・下がりのある加減)が出されている
●アニメキャラクターの塗り絵(市販のもの)が毎日出される
などなど。

私たち教育者は、子どもの今を見て(つまりアセスメントして)、子どもに必要な課題を見つけ、提供することが仕事です。ビリーブでは、その子がすでに習得できているところを含め、発達段階と同じレベルの課題か、少し段階を上げた課題を提供していますが、その場合、似ていて少し違うものをたくさん用意します。課題作りは、臨床と同時に大事な仕事です。
また、その課題(宿題)を出す場合、授業内で十分に理解してもらうよう基礎固めを行います。

理想は、学校・保護者・私たち民間の臨床機関が、共通理解を図って一人の子どもにかかわっていくことです。目的を統一しないままかかわれば、子どもは混乱してしまうからです。時々、学校や幼稚園から依頼を受け、こちらから出向き(または来室いただき)、お話をさせていただくこともありますが、なかなか難しい現実もあります。
ですから、せめて(保護者の方を通して)こちらの意図を知っていただき、課題を統一していければよいなと思います。


2009年1月18日