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投稿者:ミカっち
題名:冗談が通じない!?
よく保護者の方から「うちの子は冗談が通じなくて困るんです。」というお話を聞きます。家庭や学校などで、誰かが言った冗談を真に受け、困惑してしまうようです。
こういったことは、今後の社会生活においても十分起こりうることですね。
また、日本語には慣用句というものがあり「頭が切れる」とか「口から火をふく」など、実際には起こりえないことを例えて言うことがあります。
これも、お子さんによっては、全てことばの通りに受け止めてしまい、不安になってしまうことがあるようです。
これらのことばは、その都度、丁寧に分かりやすいことばに言い替えて説明してあげるとよいでしょう。
いずれにせよ、スキルとして「今のは冗談だったんだ」と納得できる力を身につけていくことが必要なのだと感じます。
ビリーブでも、大人がわざと授業中に冗談を言うことがあります。その際は必ず言った本人が「ごめんごめん、今のは冗談!」と終わらせたり、または、別の大人が「なんだ、あれは冗談だよ!」と受けて答えたりし、冗談であったことを告げるようにしています。
もちろん、多用することは混乱を招く恐れがあるのでよくありませんが、時々ポツンと冗談を入れることは、子どもたちがそのような状況に慣れていくためによいようです。
ただし、内容には注意が必要です。ネガティブな内容はよくありません。以前、担任の先生に「こんなことができないと○年生になれないよ」と言われ、春休み中ずっと「自分はもしかしたら○年生になれないかも」と悩んでいた子がいます。先生ははっぱをかけるつもりでクラスの生徒全員に言ったようですが、冗談だと分からない子にはすごくつらいことですね。これは配慮に欠けていたといえるでしょう。むしろこの場合は「○年生になるからこれを頑張ろうね」と具体的な内容を示したほうがよかったと思います。
ビリーブの子どもたちも、最近冗談に慣れてきて、私たちが「冗談だよ」と言わなくても、「そんなことあるわけないじゃん!」と先に言ってくれるようになってきました。また中には、自分から楽しい冗談を言ってくれる子もいます。
場を楽しませ、和ませてくれる冗談を言えるなんてすごいことですね。
2009年2月11日