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投稿者:ミカっち
題名:子どもとの対決@
先日、某研修会で、母親と子どもの「対決」についての話がありました。
ある小学校高学年の男児が、お母さんが自分より先にご飯を食べ始めると怒って暴れる、お風呂も先に入ることを許さない、など何かにつけお母さんを支配しようとするようです。ひどいと暴力も振るうようで、お母さん自身が精神的にまいってしまっているということでした。
結論として、もっと小さい時にお母さんがお子さんと「対決」するべきだったが、今からでも何とか「対決」していかなければいけない、ということでその方法について講師から話がありました。
ビリーブでも、最近保護者と同様の話をする機会が多く、これはタイムリーな話題でした。
子どもと接するとき、ある時期に「ダメなことはダメ」という場面を作っていく必要があります。
ある時期というのは、子どもによって多少違いますが、一般的に就学前(5〜6歳)までがよいのではないかと言われています。
大きくなってからでは、誤学習の時期が長くなり、改善に時間がかかってしまう、また力も強くなりお母さんを力で負かしてしまう、ということが大きな要因です。
この「対決」場面は、関係の取れている人=とても大好きな人(お母さんなど)が行うことに意味があります。
大好きな、自分のことを解ってくれる人が、ダメと言った(叱った)ということが子どもの成長に大きく影響するのです。
いつもやさしく受け入れてくれていた人(お母さん)が、ある時自分の要求を拒否した。ここで、子どもは葛藤します。そして、自分で何とか受け止め、納得し、収めていく方法を見つけるのです。そして、この経験は、後の社会生活において、とても意義のあるものになります。
ビリーブでも、先日、ある子が教室に持って来てはいけないものを持って来てしまい、私たちが玄関で制するという場面がありました。この子は少し泣きましたが、教室に入ってしまえばケロッとしていて、その後の授業は問題なく行えました。
お母さんの話によると「持って行ってはダメと言うと怒って泣くし、日常的にこだわりで持っているものなので、ないと教室に入れないと思いました。だから許してしまいました」とのことでした。
しかし、やはりこの場合、家を出るときお母さんが「持って行ってはいけない」ことを示し、譲らない姿勢を持ってほしかったと思います。
その時は少し暴れて泣くかもしれませんが、我慢し立ち直れる力を、この子は十分持っています。その力をお母さんに信じてほしいのです。
お母さんは持って行くことを許してくれたのに、教室に行ったらダメと言われた・・・これは余計に子どもを混乱させます。
つづく・・・
2009年3月16日