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投稿者:ミカっち
題名:保護者と話して感じること

最近、保護者の方(特に就学前のお子さんの保護者)と話していて、気になることがあります。
しかも、一人、二人でなく、結構多くの方が同じような話をされるのです。

それは大きく分けて次の2つになります。

1.気になる行動に対して、初めから答え(対処方法)を求める

例えば「子どもがスーパーで走り回ってしまうのですがどうしたらよいですか?」とか「車に乗せようとすると嫌がるのですがどうしたらよいでしょうか?」などです。
結論から言って、これらの質問には、はっきりと答えることができません。
なぜなら、答えは一つではなく、場合によって、また対応する相手によって方法は異なるからです。
そして、これをやれば絶対うまくいく、などという答えはないのです。
いろいろな方法を試してみて、親御さんもお子さん自身も、相手のことや自分のことが分かり、対応の仕方も分かってくるのだと思います。
お子さんの行動に対して、お母さん(お父さん)が何らかの対応をし、またそれに対してお子さんが行動を起こす・・・。
そこでどうしてもうまくいかなかった時にアドバイスを求めていただくことは、まったく構いません。
ぜひ、初めから答えを求めるより、まずは思ったように対応してみてください。


2.子どもの‘できないこと’ばかりに目がいってしまう

「うちの子はこんなこともできないのです」と、苦手なことだけをため息まじりに話される親御さん。
反対に、子どもの小さな成長を喜び、「最近こんなことができるようになったのですよ」と嬉しそうに話される親御さん。
私たちの経験上、この親御さんの見方の違いによって、1年後のお子さんの成長がだいぶ違ってきます。
できないこと(苦手なこと)はどうしても目についてしまうものです。そして、どの親御さんも同じように心配の種をたくさん持っていると思います。
でも、それを表面に出すか出さないか、で大きく違ってきます。
お子さんは、自分がどのように見られているか敏感に感じ取ります。
ぜひ、温かい目で見てあげてください。
そして、お子さんの素敵なところ、頑張っているところをたくさん語って欲しいと思います。


私たちは、保護者の方がたと一緒にお子さんのことを考え、見守っていきます。
そして、発達を促すための支援や、苦手なことへの対応はもちろん行っていきますが、それ以上に、お子さんの素敵なところや頑張っているところを一つでも多く見つけていきたいと思っています。

2009年9月01日