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投稿者:ミカっち
題名:印象に残った話A

前回の市川拓司さんの話に引き続き、講演で印象に残った話を載せさせていただきます。

●高山惠子さん

高山さんは、『NPO法人えじそんくらぶ』の代表で、ご自身がADHDであることから、その経験と専門的な知識を生かし、ADHDを持つ人々の支援に力を注がれています。

高山さんは、発想力があり、アイデアがどんどん思い浮かぶけれど、それをまとめることが苦手だそうです。
そのため、思いついたことはその場でメモにし、あとから文にまとめています。
その際、漢字を思い出そうとしたり、誤字や文字の乱雑さなどに気を配っていると、せっかくのよいアイデアを忘れてしまうので、そこは気にせず、とにかくどんどん書き留めるそうです。

ビリーブでも、あるテーマについて思いついたことをたくさん書いてみる、という授業のとき、そこに誤字や文字の乱雑さがあっても指摘はしません。
そこで、指摘することは発想を邪魔することになってしまうからです。
一つの目的(発想力)を求めるとき、別の目的(正しく書くこと)を求めてしまうと、子どもは混乱します。
例えば、逆に、書字の正確さを求めるならば、想起することは求めません。

高山さんのおっしゃったことで、特に印象に残っているのは「ダメなことを、ユニーク・おもしろい・かわいい、など、ポジティブなことばで言ってもらえたとき、私は変われた」ということばです。

子どもは(大人もそうですが)、ダメだダメだとけなされてばかりいると、自己価値をどんどん低めてしまい、やる気をなくしてしまいます。
そして、物事(活動)に、まっすぐ素直に向かうことができなくなってしまいます。

そのため、高山さんの実体験から語られた、上記のことばは、とても説得力があるものでした。


〜つづく〜

2009年11月01日