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投稿者:ミカっち
題名:決めつけない!
今年も残りひと月となりました。
私ごとですが、今年はビリーブに加え、特別支援学校での授業(音楽の自立活動)も担当し、たくさんの子どもたちと関わらせていただきました。
改めて感じたことは、私たちセラピスト(指導者)は、子どものことを決めつけて見てはいけないということです。
自分自身はもちろん、たくさんの大人と子どものかかわりを見てきて、これを強く実感しています。
例えば、この子はカードでの選択は難しいだろうと決めつけてしまい、初めから大人が選んだカードを渡してしまう、ということがありました。
ところが、活動の流れを作り、何人かの子が選択する場面を見せてから、この子に2枚のカードを見せると、じっくり見比べた後、片方を手に取ることができたのです。
またある時、授業中に耳ふさぎをしている子がいました。それを見て、そばにいた教師が「この(楽器の)音、嫌いみたいね」と言いました。
しかし、よく見ていると、その子は自らこの楽器を演奏して音を出しているのです。しかも、とても大きな音で・・・。
もし本当に音が嫌いだったら、自分で音を出すことはしないのではないでしょうか。
そして、耳ふさぎをしているのは、自分で音を出してやや興奮してきた時だと分かりました。
嫌いなのではなく、むしろ楽しんでいるようでした。
まだまだ、このような例はたくさんあります。
決めつけて見てしまう(誤った見かたをしてしまう)ことは、すなわち間違ったアセスメントをしてしまうということです。
アセスメントを間違えば、当然、目標と指導方法も誤ってしまうことになります。
このようなことが起こらないよう、セラピストは日々、学んでいかなければいけないのです。
また、複数の指導者がチームで行っている場合、共通理解も図られていなければいけません。
子どもたちがよりよく過ごせるよう、また、持っている力を十分発揮できるよう、皆(子どもと関わる全ての人)で考えていけるとよいですね。
2010年12月01日