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投稿者:ミカっち
題名:何を大切にするのか
今日から11月。今年も残り2か月です。
とはいうものの、毎日暖かくてそんな感じがしませんね。
私たちが保護者の方によくお話しすることの一つに「何かを‘行う’ことだけを目的にするのではなく、やっている過程や、やった後の余韻・共感を大事にしましょう」ということがあります。
例えば、はさみ切りの活動があります。
「切る操作」はもちろん手先や協応などの大事な課題です。
しかし、ともすると「切る」ことだけが目的となり、黙々と紙を切って終わるという活動になりかねません。
ここで大切なことは、切ったあとに「わーこんな形になった」とか「こんなにたくさん切れた」など、切ったものをじっくり味わったり、余韻を楽しんだり、指導者と共感し合ったりすることなのです。
この時間を持てることが、興味やイメージの広がり、対人意識の高まりへとつながっていきます。
楽器の演奏も同様です。
楽器の操作だけを目的にすると、「音楽をじっくり楽しむ」ことから離れてしまうことがあります。
また、集団場面では、いくら一人で上手に演奏しても、マイペースに音を出していては、皆と一緒にその場を楽しむということにならないでしょう。
皆の音を聞いて自分の音を調和させたり、伴奏のリズムに合わせて演奏したり、音楽に合わせて身体を動かしたり・・・と、音楽そのものを楽しむことと、皆に合わせて(皆と一緒に)演奏できることが大事です。
この経験は、集団の中での振る舞い方につながります。
社会に出て一番求められるのは、こういった力だと思います。
一見「メインの目的ではない」と思われることが、将来的に実はとても「大事なこと」だったりするのです。
2011年11月01日