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投稿者:ミカっち
題名:子どもにとってのモチベーションとは
連日、テレビ等で体罰が問題になっています。
皆さんはどのような思いでご覧になっているでしょうか。
障がいのある子どもの場合、厳しく指導することは、ほとんど意味をなしません。
なぜなら、「やらないと怒られる」から無理してやるだけで、本当にその活動がやりたくてやっているのではないからです。
また、「やったら何かご褒美がもらえる」ことも同じです。
ご褒美目当てでやっているだけであって、その活動が本当にやりたいと思っているわけではないのです。
つまり、どちらも身になっていないのです。
一見、できるようになったことも、実は本当の力になっていないことが多いのです。
子どもに限らず、人は、何かモチベーションとなるものがあって、初めて向上心ややる気が起きてきます。
そして、そういった気持ちで向かうことで、本当の力がついていくのです。
以前、こんなことがありました。
体験授業に来たAくん。着席し、微動だにしません。
そして、活動を黙々とこなしていきます。
しかし、どの活動も表情を変えることなく、やり終えることだけを目的にしているかのようでした。
さらに、一つの活動を終えると「できました。ごほうび。」と言うのです。
実は、それまでの生活の中で、一つ行ったらお菓子がもらえる、というやり方をしてきたようです。
私たちは、とても違和感を感じました。
なぜなら、ビリーブでは、活動はコミュニケーションのツールと考えており、そのものができるようになること以上に、その場の雰囲気ややりとりを重視しているからです。
できた時に、「やったね!」と一緒に喜び、共感することを最も大切にしているのです。
そして、活動自体を楽しいと思ってもらえるよう工夫したり、雰囲気作りも大事にしています。
その、目の前の大好きな人(親、教師等)に「褒められる」「一緒に喜ぶ」気持ちや、活動を楽しむ気持ちこそが、モチベーションとなるわけです。
子どもとかかわる方には、ぜひ、一度考えてみてほしいと思います。
叩いてやらせることに意味があるのか・・・
本当に子ども自身の力になっているのか・・・
いかがですか。
2013年2月03日