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投稿者:ミカっち
題名:冗談を楽しめるようになる!

私たちは、子どもとの会話の中で、よく冗談を言います。
例えば、伊奈太郎くんに対して「伊奈のびたくん!」と、わざと違う名前で呼んだりします。
すると、その時の子どもの対応は2つに分かれます。

大人「伊奈のびたくん!」
A「はーい、のびたです。」
B「ちがいます。ぼくは伊奈太郎です。のびたではありません。」

この時、Aは、冗談に乗って笑いながら答えています。
一方、Bは、冗談が分からず真に受け(もしくは、冗談と分かっても受け入れられず)、必死で訂正しています。

冗談が通じないことは、少なからず社会生活に影響をおよぼしてきます。
特に大人になってからは「空気がよめない人」「とっつきにくい人」「つまらない人」などと思われてしまいがちです。
それに気づいてから何とかしようと思っても、なかなか難しいようです。
やはり、子どもの時から徐々に‘柔軟に対応できる力’を身につけていく必要があります。

そのために、まずは周囲の大人が‘かたさ’をなくすことが大事です。
「こうでなければいけない」「こうあるべきだ」という考えを一度置いて、「まあ、いいか」と考えてみるのです。そういう姿勢で子どもとかかわるのです。
そして、大人が自ら冗談を言ったり、ふざけたり、ズッコケたり、ちょっと足りないくらい(子どもの先回りをしない!)のかかわりをするのです。

気を付けなければいけないことは、「子どもが冗談だと分かるように話す」ということです。
なぜなら、冗談を冗談だと分からないまま過ごすことは、子どもにとってとても不安なことだからです。
明らかに冗談だと分かることを言うか、もしくは最後に「冗談だよ!」と伝えるか、いずれにせよ、あまり不安になるようなことは言わないほうがよいでしょう。
みんなが笑ったり楽しくなるようなことだとよいですね。

ビリーブでも、初めは冗談が通じなかった子が、自ら冗談を言ってみんなを笑わせるようになることがあります。
自分が言ったことで、みんなが笑って場の雰囲気が明るく楽しくなった。その経験が、さらに子どもを豊かにしていくのです。

2013年11月01日