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投稿者:ミカっち
題名:選択場面を設けることが大事
障がいのある子どもは、生活の中で他者に決められたことをしていることが多く、障がいのない子どもに比べ、自分で選んで何かを行うということが、非常に少ないという現実が見られます。
子どもは与えられたことだけを行っていると、自主性が育ちにくく、指示待ちの姿勢が身につきやすくなってしまいます。
そのため、さまざまな場面で、できるだけ選択場面を設け、嗜好性や主体性を育て、要求表現や自発的な行動を促していくことが大事なのです。
たとえば、ビリーブの音楽活動では、歌いたい歌や演奏したい楽器など、子どもが自分で選ぶ場面を多く取り入れています。
その方法も、カードや実物を見て個別に選択したり、用紙に好きな曲を記入して投票し、みんなで歌う曲を決めるなど、さまざまです。
大事なのは、子ども自身が、自分で選んだことを行っていると感じることなのです。
選択に時間がかかると、どうしても周りが手伝ったり、勝手に決めてしまったりしがちです。
そんな時は、ちょっと待ってあげてください。
すぐに選べなくても時間をかけると選べたり、選択肢を少し減らしてあげると選べたり、両手が出てしまう子は片手をちょっと押さえてあげると選びやすくなったりします。
周りの大人は、どうしたら子どもが選びやすいかを考えることが大事なのです。
家庭でも、食べたいもの、休日の行き先、着たい服・・・など、時々子どもに選ばせてあげましょう。
自分で選んだ経験は、きっと子どもの自信につながっていくはずです。
2014年7月14日