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投稿者:カトちゃん
題名:ワークの種類が大幅に増えています
暑くて、途中から涼しくなった夏休みが終わりました。
過ぎてみればあっという間のような気がします。
皆さんは、充実した休み期間を送ることができましたか?
9月からも、新たな気持ちでよろしくお願いします。
今回は、ビリーブで使用しているワークについてお知らせさせていただきます。
ビリーブでは、活動中、ワークに取り組む時間を設けています。
一言でワークと言っても、様々な種類があります。
学習の前段階のもの…
国語や算数などの、教科学習に関するもの…
作文や算数の文章題につながるための、やや高度な内容のもの…
イメージする力を身につけるための描画やぬり絵…
対人関係やソーシャルスキルの力を身につけるための文章や描画…等々。
ビリーブはいわゆる学習塾ではありません。
学校の授業の補修やより進んだ内容を行うということを目的とし、臨床を行っているのではありません。
お子さんの、対人関係や情緒の安定、持っている知的な部分を高め、よりスムーズに発揮できることを何よりの目的としています。
とは言っても、お子さんがスムーズに生きていくために、自然と学習面の不得手な部分に焦点を当てる形になることがあります。
それは、市販のワークのようなことを行うというよりは、そのお子さんに合った内容のワークをビリーブ独自に作りだし、体験してもらっているということです。
学校で行われる学習の内容は、確かに細かい内容になっていますが、ビリーブに通っている多くのお子さんにとっては、やや粗い、という現状があります。
一見細かく、段階的に進んでいるようで、ある部分では、ピョーンと飛び越えてしまうことが多いのです。
そのため、子どもたちがそこからなかなか先に進めなくなってしまいます。
その意味から、お子さんの様子に応じて独自に教材を作り出すことが不可欠になってきます。
そのため、ビリーブには教材部屋があって、その部屋の壁一面にワークがずらりと並んでいます。
数百種類はあるでしょうか…。
ワークだらけで部屋はどんどん手狭になってしまいますが、増えていく分、それらはビリーブの貴重な財産となっています。
具体的には次のように使用しています。
例えば、文字の読み書きが難しいお子さんには、しばらくの間は文字には全く触れず、書く力(視覚−運動系)や形や絵を見分ける力(視知覚系)を、楽しく行います。
そして、他の活動(ブロック遊びや楽器遊びなど)と並行して行えば、2〜3か月もすれば、自然と文字の操作ができるようになってきます。
それは、算数の文章題が苦手なお子さんに関しても同じです。
ごく簡単な文章題を、絵を描きながら自分で作りだし、並行して計算の力を高めたり(必ず具体物を使って操作します)、あるいは国語の文章読解を丁寧に行う中で、いつの間にか、苦手だった文章題が好きになってくるのです。
ワークはただ子どもに与えて、必死に教え込むのではなく、理解するためのプロセスをよく練って、ワークだけではなく、具体的な操作を大いに伴いながら、一緒に行っていくことが、とても有効になってくるのです。
尚、ビリーブで作成したワークの一部は、書籍として販売していますので、参考にしてください。
9月からも、朗らかに、頑張りましょう。
2015年9月01日