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投稿者:カトちゃん
題名:身体の受け入れは大丈夫ですか?

多くの子どもと接しながら、いつも感じることがあります。

それは、対人関係が苦手な子の多くが、身体への受け入れに課題が見られるということです。

人と身体をぶつかり合って接することを避けたり、誰かにちょっと触られただけで大袈裟に身体を逸らしてしまう…。

あるいは、手遊びをする際、相手と真正面に向き合えず、斜め横をずっと見続けていたり、楽器を触るとき、手全体を使わず指先を少しだけ触れる程度でやめてしまう…。


このように、自分の身体を全面的に使わず、躊躇し、少し警戒をしながら使う子どもは、なかなか相手とスムーズにかかわることができないようです。

しかし、口が達者であったり、いろいろなことを知っているため、一見、相手ともうまくかかわれそうに見えてしまいます。

そのため、相手が自分の方に介入してくる機会が多く発生し、そうなったら、もう大変です。

人が苦手なのに、相手はどんどん自分の方にやってくるわけですから。

そんなとき、ことばでやりとりをすればする程、うまくいかなくなってしまいます。

課題は「身体」なのですから。


まずは、その子が主体的に触れられる範囲で触れていく。
そして、こちらも、その子が受け入れられる範囲で、距離感を縮める。

あるいは、受け入れられる部位から、身体的な接点を持っていく(いつでも離せるようにして、手をつなぐ、など)。

そうやって、徐々に身体の受け入れを高めていくことが大切になってきます。


対人関係の他にも、発達的な課題が、「身体」に起因していることがたくさんあります。

身体の使い方が苦手な子は、どうしても、目の使い方や手の操作などに課題が見られます。

それが、学習面のつまずきにも関係してくるわけです。


今一度、お子さんの身体に注目してみてはいかがでしょうか。

2015年9月16日