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投稿者:カトちゃん
題名:セッション&授業の準備が楽しみです!

ビリーブも新しい教室になって、2年目に入りました。
その間、教材や楽器が増え、ますます授業内容は充実してきました。

楽器は藤江のルートで質のよいものを購入しています。
値段も結構しますが、やはり楽器は音が命ですから!
音のよしあしで選びたいと思っています。

教材はスタッフが分担して作成しています。
ビリーブの考え方を進めるために必要な教材はかなり揃っていますが、それに留まることなく、次々に作っています。
なぜなら、子どもは似たような課題を数多く解決することで、持っている力がグーンと伸びるからです。
似たような課題というのは、ほとんど同じではなく、それよりはもう少し違いのある課題です。
子どもたちは、持っている力で解決できるはずであるが、だからといってすいすい解ける…とはいかない課題です。

教材作りのため、毎日、日本中の、そして海外の文献(実践例)に目を通しています。
また、子どもたちから「こんな課題があるといいな」というメッセージを受けることが多く(なぜなら、子どもは思わぬところでつまずいてくれるからです)、あるいは保護者の方から貴重なご意見をいただくこともあり、毎晩10時過ぎまでせっせと教材を作っています。

一つの授業の準備のためにもかなりの時間をかけています。
前回までの授業の記録を読み通し、プログラムを作成する。
その過程で必要な教材・教具、プリントを作成し、印刷する。
これらの準備が整ってから、実際の準備を行う(教具のトレイに必要なものをすべて出す)。
これらをトータルで行うと、一つの授業に大体3〜4時間はかかってしまいます。

でもこの時間は、決してつらくはありません。
むしろ、翌日子どもに会える、また一緒に授業ができるという喜びが頭の中にいっぱい巡っており、ワクワクしながら準備をしているのです。
楽しくて仕方ないというのが、率直な感想なのです。


教材作りに関しては、私と藤江が主に案を出し(橋本もときどきキラリと輝く案を出してくれます)、絵カードなどの絵は、主に橋本が描きます。
私も絵を描きたいのですが、以前描いたところ、みんなにやんわりと「いいね〜。この絵。上手だね〜。あっ、まだプログラム案作りや記録のまとめが残っている。絵は橋本さんに任せてこっちをやってね」と言われてしまいました。
残念!

その他、私には本屋やおもちゃ屋巡りという仕事もあります。
いい教材はないかと、時間さえあれば埼玉県内はもちろんのこと、都内にも足を運びます。
このように、いつも子どものことを考えていたいと思っていた私にとって、今の生活は毎日がまさに夢のようです。

絵は最近少しずつ、描かせてもらうようになってきました。
「ねじまわし」の課題の設計図は私が実力で描いた絵ですから(しかも、ちゃちゃっと)、ジュニアやキッズの方は是非じっくりと見てくださいね。

明日も楽しいセッションと授業が待っています。
○○ちゃんはどうかな?
明日は、あれができるようになってるかな?

そう考えながら、毎晩、ちょっと遅い就寝時間となっている夜更かし加藤でした。

2008年6月15日

 

投稿者:カトちゃん
題名:ビリーブの自慢できるところ・3

引き続き、ビリーブの自慢できるところを紹介させていただきます。
第3弾です。
今回は、ビリーブの臨床方針についてです。


3.見た目の変化を追い求めない(本物の成長を目指す)



「短期間で目に見える形で何かができるようになった」
「学習に落ち着いて取り組めるようになった」
「言うことをよく聞き、いい子になった」
などということは、保護者にとってとても魅力的なことだと思います。

もちろん私たちも同じようなことを目指していますから、子どもが育つためにいろいろな手立てを考えています。

しかし、そういうことをあまりに短期間に行うことには、少し疑問を持たざるを得ません。なぜなら、子どもも大人も、誰だってそんなに急に自分を変えることなどできないからです。

一見変わったように見えても、実はとても表面的なもので、土台がぐらぐらしているというケースを何度も見てきました。
大人の言うことは聞くようになるけど、特定の人に対してだけだったり、やけにオドオドするようになったり…。
また、ことばは話せるようになっても、何だかとてもぎこちなくて相手に潤いを与えない…(もちろん自分も潤わない)等々。

ビリーブの臨床は、短期間でできることは短期間で、時間をかけることはたっぷりと時間をかける…というように、自然な形で子どもが育つことを目指しています。
だから、一見変わったように見えても実は…というようなことはありません。
臨床場面で子どもが萎縮することもありません。
なぜなら、そのことは私たちの考えと正反対だからなのです。


次回に続きます。

2008年6月05日

 

投稿者:ミカっち
題名:6月ですね

前身の「子ども発達センターとまと」から「発達支援教室ビリーブ」に生まれ変わって今月で1年になります。

この1年、子どもを多面的に(トータルで)見ていく必要性を実感するとともに、そのために重要となる、適切な支援方法を常に模索してきました。

答えは一つに定まりませんが、唯一再認識したことは、子どもは一人ひとり違い(当たり前ですが!)、こちらが何を提供すればよいかは子ども自身が示してくれる、ということです。

たとえば、課題につまずいた時、Aさんは「少しだけヒントを出しとことん自分で考えてもらう」、Bくんは「初めにヒントを多く出しまずは正答を理解してもらう」、Cくんは「ヒントを出さず一緒に考える」など、支援方法は個々で変わってきます。
またヒントも、視覚的なものが有効な子もいれば、聴覚的なものが有効な子もいます。

このようなことは、子どもとじっくりかかわっていく中で、次第に分かってくることです。
いろいろな方法を試し、どのような手段がいちばん子どもに合っているか、子どもが理解しやすいか、を見つけていくのです。

そのために私たちセラピストは、手段を豊富に持っていなければ(知っていなければ)いけません。
日々勉強ですね。


さあ、これから梅雨に入ります。
じめじめした天気を、元気一杯の子どもたちと一緒に、吹き飛ばしていきたいと思います!

2008年6月01日