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題名:子どもを見る目

先週末は運動会の学校が多かったようですが、あいにくの天気で延期になったところもあるようですね。
皆さんのところではいかがでしたか?

ビリーブでは、毎回授業後に、スタッフによるフィードバック&勉強会を行っています。いろいろな話をするのですが、中でも大事にしていることの一つに「子どもをプラスの目で見る・語る」ということがあります。
大人同士が相手を見るときに、どうしても欠点や苦手なところは目に付きやすいということがありますね。子どもを見るときも同じで、できないことや苦手なことは見えやすくなってしまいます。

でも・・・
その子どもの「マイナス面」ばかり見ていると、なんとかそこを改善して「できるようにしたい」という想いが強くなります。
もちろん、周囲がそこに気付き、改善の手立てを考えることは大切なことですし、私たちも重視しています。
ただ、そこだけを見ていると、知らず知らずのうちに、子どもにプレッシャーを与えてしまうことになりかねません。
そういう目で見られていると、子どもは萎縮してしまったり、やる気を無くしてしまったり、自分をうまく表現できなくなってしまうことがあります。

ですから・・・
私たちは子どもの「プラス面」、得意なことや好きなことをたくさん見つけ、語るようにしています。そのプラスの面を武器に、苦手なところを補っていくことが大事だと考えるからです。
子どもの認知特性(得意なこと、苦手なこと)を把握したうえで、持っている力を最大限に発揮できるよう、また利用していけるよう、子どもと一緒に考えたいと思っています。

またこれは、スタッフ同士だけでなく、保護者の方とお話しするときも同様です。

うちの子はこんなことができない、こんなことばかりしていて困る、というお話をよく聞きます。子どもを想う親の愛情、何とかしてあげたいという想いは、本当に切実でよく伝わってきます。
そんな時、まずは子どもの素敵な部分(よいところ、得意なこと)を語った上で、苦手なところをどう補っていくかを語るようにしています。
それを繰り返しているうちに、保護者の方の目も変わってきて、自らおっしゃることばも変わってきます。
すると、不思議なことに子ども自身も変わってくるのです。

人間は一人では生きていけません。周りとの共存の中で生きています。子どもも、たくさんの目の中で育っていきます。たくさんの温かい目で囲んであげたいと思います。

2008年9月22日

 
投稿者:ミカっち

投稿者:カトちゃん
題名:奈良に行ってきました!

充実した1週間を終え、日曜日、月曜日と講演のため、奈良に行ってきました。
私は関西人ですが、奈良はほとんど縁がなく、不安半分、楽しみ半分。

大体、奈良にはどうやって行けばよいのかも知りません。
調べてみると京都経由が一般的なようで、まずは新幹線で京都へ。
京都駅を降りて、少し周辺を歩いたのですが、なにせ荷物が重くて思うように移動できません。
その上、新しい京都駅は、階段やエスカレーターばかりで、一体どうなっているのかさっぱりわからず…。

田舎者のように、辺りをキョロキョロ見渡しては立ち止まり、結局駅のデパートのトイレに入っただけで京都は断念。
近鉄電車でいざ奈良に向かいました。

ここで耳寄りの情報をゲット。

かの唐招提寺で、今日、年に一度の行事があり、夜中秋の名月に照らされて唐招提寺を観ることができるというもの!
こんな偶然の日に奈良を訪問するなんて、なんて自分はラッキーなんだろうとワクワクと興奮しながら切符を購入。
しかし興奮し過ぎて、目的地とは違う方向に向かう切符を買ってしまい、再度買い直し。

近鉄奈良駅近くの大和西大寺という駅まで特急で行き、そこから各駅停車で西ノ京駅まで向かいました。
この駅は、とても小さな駅で、これでは大きな荷物を預けられないな〜と諦めかけていると、なんと改札の外にコインロッカーを発見。
さすが観光地と喜びつつ、荷物を預け、駅近くの薬師寺を観てから、夜は月夜に照らされた唐招提寺を満喫したのでした。

講演(丸一日でした)は無事終了。
予定よりの遥かに多くの方が来てくださったとのことで(しかも学校現場や幼稚園の先生など)、ビリーブで子どもたちから学んだことを関西に人に少しでも還元できてよかったな〜と、安らいだ気持ちで新幹線に揺られて帰って来ました。

奈良の先生たちからもいろいろな情報を聞くことができ、ここで学んだことを日々の授業に生かしていければと思っています。
講演は、参加者だけでなく、行う自分自身もとても勉強になるので、大切な仕事の1つになっています。

さすがに疲れは残っていますが、若さを証明するためにも、何事もなかったかのように今週を乗り切るつもりです。
子どもたちと遊んでいて、息が切れるなんてことのないように…。

以上、奈良の報告でした。

追伸です。
本の執筆が終わりつつあります。
教室の掲示板(トイレ前のボード)に紹介してありますので、ご覧下さい。

2008年9月17日

 

投稿者:カトちゃん
題名:今週もとても充実していました!

今週も充実した日々を送りました。

平日は、朝から夕方までびっしり授業が入っています。
まさに嬉しい悲鳴といった感じ。
老体の加藤・藤江(ごめんなさい)にとっては結構なハードワークです。
でも、子どもの笑顔と接していると、疲れなどすぐにふっとんでしまいます。
午後は若い橋本が入ってくれるので、若さが必要な部分は彼女に任せて…といきたいところですが、なぜか私も藤江も見栄をはって橋本に負けるものか〜と頑張ってしまいます。

今の悩みは、昼の時間が極端に少ない日があること。
午後の授業でもしもお腹がグーグー鳴ってたら、ああ今日は何も食べられなかったんだな…と思ってくださって結構です。

ビリーブがスタートして2年目を迎えているわけですが、こんなにも早い時期にお子さんがここまで増えるとは予想していませんでした。
私たちの活動をたくさんの方に支持していただき、感謝の気持ちでいっぱいです。

これからも、(若い)スタッフ一同、毎日の授業の充実を図っていきたいと思います。

ちなみに、私は先日誕生日を迎えました。
藤江は6月でしたが、私と藤江の年の差は○歳です。←これはクイズです。

さて、明日日曜日は新幹線で京都に向かいます。
と言っても目的地は京都ではなく奈良です(京都から奈良まで近鉄電車で行きます)。
あさって(15日)丸一日、奈良で講演を行います。
参加者は学校の先生、幼稚園・保育園の先生、作業所の指導員など、障害のあるお子さんとかかわる専門職の人たち。

こういうときの格好は、普段と違ってジャケットに模様のあるシャツ(お洒落であるということを暗に言いたいのです)、そしてGパンではなく綿パンです。
私のこのような姿を見たことのない方もいらっしゃるかも知れませんね。
結構カッコいいですよ!(と自分で言ってしまう)。

詳細は、また報告させていただきます。

2008年9月14日

 

投稿者:ミカっち
題名:2学期が始まりました

残暑もほぼ終わり、朝晩はめっきり秋らしくなりましたね。
昨日今日は、ビリーブの教室にも爽やかな風が入ってきました。
夏休みの間フル回転していたエアコンもしばらくお休みです。

2学期が始まって1週間経ち、子どもたちの生活もだいぶ落ち着いてきたようです。
授業中の顔にも、余裕が見られるようになってきました。


あっという間に過ぎた夏休みでしたが、思い返せばいろいろなことがありました。
加藤のブログにもありましたが、普段と違う子どもたちの姿を見ることができましたし、学校の先生とお話しする機会も持てました。本当に有意義な夏でした。


そんな夏のある一日、茨城の養護学校で講演をさせていただきました。

県内の養護学校の先生方を対象とした研修会で、70名ほどの方が参加してくださいました。
子どものアセスメントやかかわり方、さらに授業展開などについて音楽療法の視点からさまざまな話をさせていただきました。
皆さんとても熱心に話を聞いてくださり、早速2学期からの授業で取り入れてみたいとおっしゃっていました。

また、間でワークショップも行わせていただきましたが、さすが日ごろ音楽を担当されている先生方。
恥ずかしがったり動じたりすることなく、皆さん素敵にご自分を表現されていました。

お世話になりました養護学校の校長先生、担当の先生方、本当にどうもありがとうございました。



さてさて、ビリーブは今後も楽しいことが満載ですよ。
生徒のみなさん、お楽しみに!



2008年9月10日

 

投稿者:カトちゃん
題名:今週の加藤&ビリーブ情報

今週は、まず週の初めは原稿執筆に追われていました。
まだ完成したわけではないものの、何とかおおまかな部分が出来上がり、ホッとしているところです。
(本当はホッとしている時間などないのですが…)

また、特に日曜日や週明けは、前の週の子どもたちの記録を整理したり、その週の授業のプログラムを作ったりと大忙し。
これらの作業により、必要な教材がいろいろ浮かんできますから、
授業は、当日の時間が勝負というよりも、その準備段階でほとんどが決まってしまうと考えていますから、これらにどんどん時間をかけることは臨床家にとってこの上なく大切なこと。
第一、やっていて「○○ちゃんとこんな活動をしよう」と考えるのは、めちゃくちゃ楽しいから、多少夜更かししてもやめられません。
ワクワクしてくるのです。

来週の連休に、奈良で講演を行います。
正確には、月曜日に丸一日講演を行うので、前日から奈良入り。
そのための、講演原稿やレジュメ作りにも追われています。

講演原稿は、実際にはほとんど目を通すことなく、自分はその場のニーズに応じて話すタイプなので、もしかしたらいらないのかも知れませんが、やっぱり作っておくととても勉強になる。
これまでの大切なことをエキスとしてまとめるわけですから。

今回は、レジュメはA4で4ページ。
講演原稿はA4で28ページにもなりました。

2〜3時間の講演でも10ページくらいは用意しますから、今回は丸一日ということでこれくらいは仕方ないでしょうか。
ちなみに、奈良では12月にも講演します。

ビリーブ前の道路工事が佳境に入ってきました。
あと数日で終わるでしょうか。

皆さんには本当にご迷惑をおかけしました。

特に水曜日の方。
その日は階下の中華そば屋さんがお休みのこともあって、全面封鎖で工事を行うことが多く、駐車場に入れず、横の道路等に止めていただくことが多々ありました。

あとしばらくお待ち下さい(工事関係者みたいですね)。

また、階下はとても人気の中華そば屋さんなので、お昼時は駐車場に入れないこともあります。
特に土曜日は遠方から食べに来る人も多く(車のナンバーを見るとわかります)、多少余裕を持って来られるとよいと思います。

いろいろとご面倒をおかけしますが、よろしくお願いします。

ビリーブの裏に公園ができました。
ちょっと楽しみにしていたのですが、公園というよりも広場という感じでしょうか。
確かにグランドは広いのですが、遊具が端っこにすべり台1つしかありません。
ときどき2階から覗いていると、すべり台の周辺に親子が集まり、その他のスペースは閑散としているという光景をよく見かけます。

ビリーブにご兄弟でいらした方は、どうぞ公園で遊んでください、とお伝えしたかったのですが、ちょっと躊躇しています。
それでも秋になれば、少しは人が増えるのでしょうか。
皆さんも、少し注目してみてくださいね。

以上、今週の加藤&ビリーブ情報でした。

2008年9月08日

 

投稿者:カトちゃん
題名:ことばのやりとりが増えてきました!

つい先日9月に入ったと思っていたら、もう一週間です。
今回は最近ことばが増えたお子さんのケースについて報告します。

あるお子さんが、ここにきて徐々にことばが増え、つい先日の授業でも随所でお話をしてくれて、私たちスタッフを大いに感動させてくれました。
1ヶ月前までは、授業の中ではたまに一言二言話すだけだったのに、ここにきて急激に増えてきました。

ことばと言っても、ただ一方的にお話をするというのではなく、私たちとのやりとりの中で適切な表現を行うようになったのです。
活動が終わったときに「おわり」と言い、また自分がやっている活動をもう終わりたいときに「おわり」と言ったのです。
どもらも「おわり」ですが、前者は周りの人と「終わったね」という共有の意味が込められており、また後者は「もうおわりたいんだよ」という自分の意思が感じられました。
いずれの場合も、その場面にとてもよくマッチしていて、聞いた方もすぐに子どもの気持ちを理解することができたのです。

この他にも、いくつもことばが出ており、内訳は要求語が3語、私のことばの模倣が5語、そして「おわり」のような共感の意味合いが込められたものが10語以上ありました。
発音もかなり聞き取れるようになっており、このお子さんはまさに今がことばの旬なんだと思います。

そもそもことばは、言わせようとして言うものではなく、やりとりの中で「相手にこういうことを伝えたい」「一緒にこの場面の楽しさを共有したい」などという気持ちと音声を結び付けていく必要があります。
そしてそれ以前に、ことばの発達には、そのお子さんの全体的な発達と大いに関係しており、その意味ではご家庭や学校での教育活動はもちろんのこと、ビリーブでの普段の授業での様々なやりとりや発達を促す活動の積み重ねなどが実を結んできたのだと思っています。

このお子さんの場合、ことばが出る前段階として、楽器を交代で演奏するなどのやりとりが上手になってきたことや私がひも通しで作った飾りを子どもの頭に乗せると、その子も私の頭に乗せようとするという、人にかかわる力が目に見えて強くなってきたことがありました。

他のお子さんも、いろいろな面でグンと成長した姿を見せてくれており、9月のスタートは私たち臨床家にとってこの上なく嬉しいものになりました。

子どもの成長を目の当たりにすることが、私たちにとって最高の喜びです。

2008年9月06日

 

投稿者:カトちゃん
題名:夏休みが終わりました!

連日の暑さも大分和らぎ、かと思えばここのところ集中豪雨続き。
教室に通ってくるお子さんたちにも、道中たいへんな思いをして来てくださり、心苦しく思っております。

9月に入り、今週から平常の時間割に戻ります。
夏休み前に年齢の小さいお子さんが2名入室し、これで平日は定員いっぱいになりました。
たくさんの皆さんに通っていただけることを心より感謝申し上げます。

夏休みはいつもとは変わったことがいくつかありました。
普段個別で行っているお子さんが、2人組の授業に参加したり、時間を長く設けて、一緒に昼食をとったり。
そのような時間に、子どもたちはいつもとは違う表情を見せてくれますから、私たちスタッフにとってもたいへん貴重な時間となりました。

子どもたちの担任の先生の見学もありました。
学校とは違う様子を見てもらうことで、2学期からの授業の参考にしていただければと思います。
さらに、学校に出向いて担任の先生や特別支援教育コーディネーターや校長先生との話し合いを持つ機会もありました。
ビリーブに通うお子さんについて、学校全体でこんなにも一生懸命考えてくれているのだなと少し感動してしまいました。
担任の先生の真剣なまなざしがとても印象的でした。

個人的には、大好きなミュージシャンの音楽を聴きに行ったり、本を読んだり、映画を観たりして、自分自身の研修を行いました。
人にかかわる仕事では、常に自分の中身を充実させていないと授業やセッションの内容も貧弱なものになってしまいます。
落語にもはまっていて、よくCDを聴いたり、本を読んだりしています。
古典落語は何度も聴かないと意味がよくわからないところもありますが、じわじわとはまってきました。

お盆は本の執筆に没頭し、今まだその続きを行っています。
(編集者のちえさん、ごめんなさい!)
ビリーブの方針と毎日行っている活動の意味をふんだんに載せた内容になりそうです。
1日でも早く皆さんの手元に届くよう、連日夜中までパソコンに向かっています。

休みが明けて、9月の中旬には、奈良で講演を行います。
奈良市が助成金を出す研究会に呼ばれており、久しぶりの関西を楽しみにしています(私は関西育ちです!)。
(1泊2日です…と言っても2日目は朝から夕方まで講演です!)

なお、私の体重は4月より8キロ減となっています。
毎朝の豆乳&野菜ジュースブレンドは相変わらず続いています。
ただし、夏になってビールの量が増えたせいか、もしかしたら1キロほどリバウンドしたかも知れません(しています、きっと)。
そのあたりの数値は、藤江といつも競い合っています(こっちの方がリバウンド率が低いぞ〜など)。

2学期もこんないつもの(若い)メンバーで子どもたちと向き合っていきたいと思います。
保護者のみなさんの温かい応援に心より感謝申し上げます。
引き続き、よろしくお願いいたします。


2008年9月01日