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投稿者:ミカっち
題名:勉強会の感想2

1月31日に行いました保護者勉強会の感想が、その後も続々と寄せられています。
せっかくの機会ですから、いくつか皆さんにご紹介したいと思います。


〜小学生の保護者から〜
勉強会ありがとうございました。先生のお話の「親が話すことばの量を意識的に減らす」という内容の時に、「私のことだ」と思いました。自分で気付いていても、感情的になり、ことばを浴びせかけるように言ってしまうことがあります。息子のようなタイプの子には伝えたいことだけ、ハッキリ言わなければいけないのに、できていないですね。気をつけていきたいです。
先生のお話を聞いて「ハッ」とすることがよくあります。
そんなときはスッキリです。
小さいお子さんを持つお母さんの話し(悩み)は、私も同じ道を通ってきたんだな〜と聞いていました。その頃の悩みはいつの間にか解決しても、また姿を変えて、別の悩みになりますよね。
勉強会に参加できてよかったです!
次回は先輩お母さんの話を聞いてみたいです。

〜就学前のお子さんの保護者から〜
まず初めに、勉強会にたくさんの方がいらしていて圧倒されました。さらに、この倍の保護者と子どもとかかわってらっしゃる先生がたを、改めてすごいと感じました。
講演の中で特に印象に残ったことは「強制的に教えたことは身に付かない」というお話でした。そのときは言うことを聞いても、10年後、15年後にフラッシュバックするというところは、ある特別支援学級の見学に行ったときのことを思い出しました。
一方、通常学級に入ってもほったらかしにされたのでは成長がない、自分がロシア語の環境に入ったことを想像してください、というところは、4月からの息子の学校生活を改めて考えました。何とかうまくやっていけるよう、親も協力して学校に支援をお願いしていきたいと思います。
シリーズ化するということでしたので、次回もまた参加させていただきたいです。ありがとうございました。

〜小学生の保護者から〜
今日はとても勉強になりました。特に、急ぎすぎることは良くない、土台作りが大事、情報を整理する、ということは目からうろこでした。
周りの子と比べてできないことが多く、あせりがちだったのですが、大人の尺度で見ていた自分を反省しました。また、ことばがけも意識して減らすよう努力しようと思いました。
保護者の皆さんの質問や意見もとても参考になりました。
今後ともよろしくお願いいたします。

〜幼児の保護者から〜
いろいろなところでよく「困っていることは何ですか?」と聞かれますが、正直言って、今現在、親として困っていることは何もないのです。私たちは、この子が将来、親のいなくなった後、うまく生きていってくれることが望みなのです。そのために、教室に通わせてもらっています。
ですので、先生のお話の「今を大事にしつつ、将来を考えて今できることをしていくことが大事だ」というお話に共感しました。


2009年2月23日

 

投稿者:ミカっち
題名:冗談が通じない!?

よく保護者の方から「うちの子は冗談が通じなくて困るんです。」というお話を聞きます。家庭や学校などで、誰かが言った冗談を真に受け、困惑してしまうようです。
こういったことは、今後の社会生活においても十分起こりうることですね。

また、日本語には慣用句というものがあり「頭が切れる」とか「口から火をふく」など、実際には起こりえないことを例えて言うことがあります。
これも、お子さんによっては、全てことばの通りに受け止めてしまい、不安になってしまうことがあるようです。
これらのことばは、その都度、丁寧に分かりやすいことばに言い替えて説明してあげるとよいでしょう。

いずれにせよ、スキルとして「今のは冗談だったんだ」と納得できる力を身につけていくことが必要なのだと感じます。

ビリーブでも、大人がわざと授業中に冗談を言うことがあります。その際は必ず言った本人が「ごめんごめん、今のは冗談!」と終わらせたり、または、別の大人が「なんだ、あれは冗談だよ!」と受けて答えたりし、冗談であったことを告げるようにしています。
もちろん、多用することは混乱を招く恐れがあるのでよくありませんが、時々ポツンと冗談を入れることは、子どもたちがそのような状況に慣れていくためによいようです。

ただし、内容には注意が必要です。ネガティブな内容はよくありません。以前、担任の先生に「こんなことができないと○年生になれないよ」と言われ、春休み中ずっと「自分はもしかしたら○年生になれないかも」と悩んでいた子がいます。先生ははっぱをかけるつもりでクラスの生徒全員に言ったようですが、冗談だと分からない子にはすごくつらいことですね。これは配慮に欠けていたといえるでしょう。むしろこの場合は「○年生になるからこれを頑張ろうね」と具体的な内容を示したほうがよかったと思います。

ビリーブの子どもたちも、最近冗談に慣れてきて、私たちが「冗談だよ」と言わなくても、「そんなことあるわけないじゃん!」と先に言ってくれるようになってきました。また中には、自分から楽しい冗談を言ってくれる子もいます。
場を楽しませ、和ませてくれる冗談を言えるなんてすごいことですね。

2009年2月11日

 

投稿者:ミカっち
題名:保護者勉強会についての感想

今週いらした保護者の方がたに、保護者勉強会の感想をお聞きしました。
以下に一部掲載いたします。

●目先のできる・できないに捉われず、土台となる力を付けることが大事だとよくわかりました。

●土台となる力を付けるために、どういうことをしたらよいのか、今までよく分からなかったのですが、加藤先生のお話が具体的でわかりやすかったです。
→これは加藤が、ハサミ切りが出来ないお子さんに、苦手な‘ハサミで切る’ことばかり必死にやらせるのではなく、ハサミを使うために必要な土台作りをするとよい、という話をしたことに関するご意見です。この場合の土台となる力は、‘両手を同時に使う力’‘目で見続ける力’‘姿勢を保つ力’‘情緒を安定させる力’などで、それぞれ具体的な活動例も話ました。

●子ども本人だけでなく、兄弟のケアも大事だと実感しました。

●さまざまな年齢の子の保護者がいらして、小さい子のお母さんの悩みに大きい子のお母さんが答えるなど、縦のつながりができてとてもよかったです。


これはほんの一部のご感想ですが、どの保護者の方も皆「すごく参考になった。また開催してほしい。」とおっしゃっていました。
今後も、定期的に行っていきたいと考えています。

2009年2月06日

 

投稿者:カトちゃん
題名:保護者勉強会を実施しました

先週の土曜日に、ビリーブの第1回保護者勉強会を実施しました。

参加者は40名弱で、幼児期から青年期までの保護者の方が一堂に会し、情報交換を行えたことは本当に有意義だったと思います。

私自身、会が始まってまず驚いたことは、毎日接している保護者の方が「こんなにも大勢であった!」ということです。
もちろん、数字として人数は把握していたわけですが、日々個別あるいは小集団でお会いしていたせいか、皆さんが集まったときにお1人お一人のお顔を見渡しながら、その多さに圧倒された次第です(これでも、まだ半数の方のみの参加でしたが…)。

最初は、私の方から、ビリーブで大切にしていること(学習の土台作りや関係性について)をお話させていただきました。
そして後半は、保護者の方からのご意見を出し合う場となりました。

皆さんが、お互い知らない者同士ということで、しばらくは緊張の色が見えましたが、何人かの方が口火を切っていただいた後は、多くの意見をいただくことができました。

特に、小さいお子さんを持つ保護者の方の不安な気持ちに対し、小中学生の保護者の方が熱のこもった、かつ非常に適切なアドバイスをされている姿を拝見し、とても感動しました。
まるで、ご自分のことのように必死で考え、涙ながらに意見を述べてくださったのです。

アドバイスを受けた保護者の方、そして同年代の保護者の方は、きっとご自分が出産されて、これまで必死に子育てを行ってきた過程を振り返りながら、それまでの喜びとつらさ、そしてこれからのことなど、さまざまなことを考えておられたのではないでしょうか。
私は、このような保護者の方々と同じ方向でお子さんのことを見つめられることのしあわせを強く感じました。

私たち自身、日々保護者の方から多くのことを学ばせていただいております。
保護者の方の、お子さんに対する強い愛情と一生懸命生きている姿に、感動を覚えないスタッフはいません。
今回の勉強会を通して、改めてお子さんたちの育ちに対し、必ずや責任を果たしたいと強く感じることができました。

このような素晴らしい会を、今後も継続して行っていきたいと考えています。
勉強会の感想等がございましたら、メールやお手紙、ノート等なんでも結構ですので、お寄せいただければ幸いです。

このたびは、本当にありがとうございました。

2009年2月01日