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投稿者:ミカっち
題名:日常を続けることが大事なのです

新年度が始まりひと月が経ちました。
子どもたちは、そろそろ疲れが出てくる頃です。
特に1年生になった子たちは、環境に慣れるために目一杯頑張っていたと思います。
ビリーブも、4月は新入会の子や体験の子などが多く入り、賑やかな一か月となりました。
連休中は、少しでも体を休め、体調を整えてほしいと思います。

震災からひと月半経ち、こちらでは、ようやく少しずつ日常が戻ってきたように感じます。
このひと月半、私たちに何ができるのか・・・スタッフ同士で何度も話しました。

結論は、ビリーブの‘日常’を、変えずに続けていくことだということにたどり着きました。

ビリーブに来ている子どもたちの中には、「地震でテレビが倒れて、津波で部屋の中のものが流されちゃった」という絵を描いた子がいます。また、ブロックを高く積み上げては倒すことを繰り返し、「地震!」と言った子もいます。地震ごっこや、津波ごっこをする子もいます。

子どもたちのこうした行動は、とても恐い体験をした後などに、よく起こる行動のようです。
その体験を乗り越えるために必要な行動なので、怒ったりせず、温かく見守っていくことが大事です。

震災後、連日テレビで津波の映像が流れていたり、大好きなテレビ番組がなくなり、いつもと違うコマーシャルや番組が放送されていたりと、非日常が続きました。

大人も心がざわつき、不安な日々を過ごしていましたが、子どもたちはもっともっと何倍も不安を感じていたと思います。

今、私たちにできることは、子どもたちが安心して過ごせる環境を作ることです。
毎週同じ曜日にビリーブ来て、いつもと同じ友だちや先生と、いつもと同じ時間過ごす・・・。
そうやって、安定した日常を続けていくことで、落ち着きを取り戻していってほしいと思うのです。

被災地では復興目指して、大変な日々が続いていることと思います。
ビリーブのある埼玉県にも、被災された方がたが避難してきており、多くの子どもたちが慣れない環境の中、学校生活を送っています。
その子どもたちが、楽しみを見つけ、前向きに生き、落ち着いた日常を送っていけることを願って止みません。
そして、私たちにできることはないか・・・まだまだスタッフ同士の話し合いは尽きないのです。




2011年5月01日