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投稿者:ミカっち
題名:体験〜入会
多くの学校では今日から2学期スタートですね。
ビリーブでは、夏休みに入ってから体験・入会希望の方が増えました。1学期を過ごし、不安な点が見られるようになったという方が多いようです(まだお待たせしている方、大変申し訳ありません)。
新たなお子さんとの出会いは、とても楽しみであり、緊張するものです。
事前にお聞きした情報から、ある程度のプログラムは用意しておきますが、実際にかかわらせていただきながら、内容を変えていくことがほとんどです。
そのために、瞬時のアセスメントと、それに対し提供する活動の豊富さが必要となってきます。
保護者の方から連絡をもらうと、まずはお子さんの様子をお聞きするのですが、最近はより具体的に(専門的に)お話をされる方が多くなりました。
たとえば、「単語レベルの発語はありますが、名詞が多く、コミュニケーションとしてのことばが出ません」「こだわりが強く、興味が広がりません」「視覚認知が弱く、全体の状況把握が苦手です」「イメージする力が弱いです」「他児に対して一方的なかかわりをしてしまい、相手の立場になった行動が取れません」等々。
ご自分のお子さんを客観的に見て、説明できるということに本当に感心します。
また、最近は療育機関を何か所か見て(体験して)から、入会を決める方も増えているようです。
それだけ、ご自分のお子さんの一生に対し、必死で考えているということなのです。
体験終了後には、お子さんの現在の状況と今後の目標、それに対しビリーブで行っていくこと、ご家庭でできること、園や学校で配慮をしてもらうこと、などについてより具体的に説明させていただきます。
そして、こちらの方針を納得いただいた上でご入会いただいています。
私たちがお子さんと接するのは、月に数回、1回1.5〜2時間というわずかな時間ですが、この時間が数年後、数十年後につながる時間であるよう常に考えています。
目先の「できた・できない」に捉われるのではなく、これから生きていくうえで「将来的にどのような力を付けてほしいのか」を見据えて、「今」必要なことを提供しています。
2011年9月01日