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投稿者:ミカっち
題名:発達的視点を持つ

先日、私が講師をしている特別支援学校で、保護者参観がありました。
担当している授業は、集団(クラス単位)の自立活動で、音楽療法を取り入れています。

そこで、スライドホイッスル(楽器紹介ページに載っています)を使用した際、協応動作の大切さをお話しさせていただきました。
保護者の方がたは、とても興味を持たれたようで、授業終了後に協応についての質問を受けました。

協応とは、「○○しながら○○する」、つまり二つのことを同時に行うことです。
スライドホイッスルは、「吹きながら、手で棒をスライドさせる」という二つの動作が必要となります。
協応がうまくいかないと、「吹いていると、棒をスライドできない」「棒をスライドさせると、吹くことが止まってしまう」ことになります。

この協応動作は、たとえば「黒板の文字を見ながら書く(目と手の協応)」「先生の話を聞きながら書く(耳と手の協応)」「左手でコップを持って右手で飲み物を注ぐ(両手の協応)」など、学校場面や日常生活でも必要な力となってきます。

子どもの育ちにとって、とても大切な力なのです。

また、この協応力が育つためには、身体を意識する力(身体刺激の受け入れ、微細運動、粗大運動)、物を見る力(見分ける、見続ける)、音を聞く力(聞き分ける、聞き入る)などが必要となります。

このように、子どもの行動を発達的な視点を持って見ていくと、今何が課題となり、今後どのような力をつけていけばよいのかがわかってきます。
(詳細は、加藤の著書「発達の遅れと育ちサポートプログラム」に載っています)

ビリーブでは、保護者の方に、この部分を丁寧に説明させていただきます。
また、ご家庭でのお子さんへのかかわり方についても、アドバイスさせていただきます。

先月に続き、現在、体験・入会申し込みが多く、お待たせしている方が増えてしまいました。
本当に申し訳ありません。
できるだけ多くの方にお越しいただけるよう、順次調整していきますので、もうしばらくお待ちください。
よろしくお願いいたします。






2011年10月01日