カレンダー
←
10月
→
S
M
T
W
T
F
S
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
◎
否定はしない方がいい
◎
適切な時期に、適切なサポートを
◎
頑張りすぎない
◎
子育てについて
◎
「満足感」と「安心感」
◎
合格おめでとう!
◎
あけましておめでとうございます(特集【二次障害】)
◎
多動について
◎
読書のすすめ
◎
姿勢の保持が難しい子
カトちゃんブログのみ表示
ミカっちブログのみ表示
投稿者:ミカっち
題名:発達的視点を持つ
先日、私が講師をしている特別支援学校で、保護者参観がありました。
担当している授業は、集団(クラス単位)の自立活動で、音楽療法を取り入れています。
そこで、スライドホイッスル(楽器紹介ページに載っています)を使用した際、協応動作の大切さをお話しさせていただきました。
保護者の方がたは、とても興味を持たれたようで、授業終了後に協応についての質問を受けました。
協応とは、「○○しながら○○する」、つまり二つのことを同時に行うことです。
スライドホイッスルは、「吹きながら、手で棒をスライドさせる」という二つの動作が必要となります。
協応がうまくいかないと、「吹いていると、棒をスライドできない」「棒をスライドさせると、吹くことが止まってしまう」ことになります。
この協応動作は、たとえば「黒板の文字を見ながら書く(目と手の協応)」「先生の話を聞きながら書く(耳と手の協応)」「左手でコップを持って右手で飲み物を注ぐ(両手の協応)」など、学校場面や日常生活でも必要な力となってきます。
子どもの育ちにとって、とても大切な力なのです。
また、この協応力が育つためには、身体を意識する力(身体刺激の受け入れ、微細運動、粗大運動)、物を見る力(見分ける、見続ける)、音を聞く力(聞き分ける、聞き入る)などが必要となります。
このように、子どもの行動を発達的な視点を持って見ていくと、今何が課題となり、今後どのような力をつけていけばよいのかがわかってきます。
(詳細は、加藤の著書「発達の遅れと育ちサポートプログラム」に載っています)
ビリーブでは、保護者の方に、この部分を丁寧に説明させていただきます。
また、ご家庭でのお子さんへのかかわり方についても、アドバイスさせていただきます。
先月に続き、現在、体験・入会申し込みが多く、お待たせしている方が増えてしまいました。
本当に申し訳ありません。
できるだけ多くの方にお越しいただけるよう、順次調整していきますので、もうしばらくお待ちください。
よろしくお願いいたします。
2011年10月01日