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投稿者:ミカっち
題名:12月ですね。

いよいよ12月。年の瀬になりました。
街はクリスマスムード一色ですね。

先週は、マラソン大会のあった学校が多かったようで、子どもたちの話にも出てきました。
発達障がいを持った子どもの場合、身体の使い方や持久力に課題が見られ、マラソンは苦手だという子が多いようです。
(私自身も苦手でしたので、その辛さはよく分かります・・)

なかには、自分の順位が気になり、話しながら涙ぐむ子がいました。「順位より完走したことに意義があるんだよ」と言っても、やはり子ども自身は納得できないようです。悔しかったのですね。
実は、この子は普段も、トランプなどのゲームで負けた時になかなか受け入れられず、よく泣いていました。
いろいろな活動を取り入れる中で、負ける経験を少しずつ行い、最近は「ま、仕方ない。次がんばろう」と自分で言って、何とか気持ちを切り替えられるようになってきています。

一方、順位など全く気にならない子もいて、他者への意識・関心が弱い子にとって競争意識を持つことは実は難しいことなのだな、と感じます。
特に、自閉症の子どもたちは、この他者への意識や興味(=自己と他者の比較)、他者の気持ちを読み取ることが苦手だと言われています。マイペースに話したり、空気が読めないと言われたりしてしまう理由はここにあるのです。
こういった子どもの場合、まずは、他者に意識を持ち、一緒に行うことが楽しいと感じられることを目標にします。そして、徐々に自ら人に合わせたり、競争したりすることができるよう取り組んでいくのです。
ビリーブでも、さまざまな活動を通して、コミュニケーション力や社会性を養っていきます。

子どもの特性を生かし、それぞれの目標にあった活動や配慮を行っていくことが大事ですね。

2012年12月03日