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投稿者:ミカっち
題名:自由に作る(前回の続き)

前回、自由画は難しいということを書きました。
他にも絵に限らず、自由場面の難しさを実感することがあります。

例えば、積み木やブロックで好きな形を作ろうといったときに、なかなか作り始めなかったり、ただまっすぐ上に積み上げるだけの子がいます。
見本カードと同じように作るのは得意なのに、自由に作るとなると途端に手が止まってしまいます。

この場合も、積み木やブロックなどの決まった形を利用し、別のものに見立てるわけですから、イメージ力がかなり求められます。

このような子の場合、初めは大人と何を作るか相談してから、一緒に作る経験をしていきます。そして、徐々に大人の援助を減らしていき、自分で考え作ることを目指します。
また、出来上がった作品を子ども同士で見合うことも大事です。
ものの見方や見立てる力は、子どもによって違うので、他児が作った作品を見ることはとても勉強になります。

グループによっては、「何を作ったのか」「どこを工夫したのか」「どんなところが難しかったか」など、皆に発表することも行います。自分の作ったものを客観的に見る、他者に対して分かりやすく説明する、他者の作ったものに興味を持つ、など、ソーシャルスキルの力が求められます。

このような力は、大人になってからとても必要とされます。
思考が柔軟な時期(幼児〜学齢期)に身につけていけるとよいですね。


2013年9月04日