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投稿者:カトちゃん
題名:いつもと違う場面で子どもたちは・・・
あるお子さん(Aくん)が、振替授業でいつもとは違うグループの授業に参加したときのことです。
そこで、たまたま隣にいた子(Bくん)と、鉄道の話で大いに盛り上がりました。
私たちが、今まで見たことのなかったような、流暢なおしゃべりと、相手の子に対する尊敬のまなざし、そしてこれから起きることへの期待の表情を、Aくんは思う存分発揮してくれたのです。
子どもって本当に不思議です。
今までは、どちらかと言えば寡黙で、自分の意思を目立たないように表現していたAくんですが、環境が少し違っただけで、全く別の顔を見せてくれたのです。
それは、おそらく、環境が違っただけではなく、それまでにAくんが積み上げてきた部分、すなわち育ってきた部分が新しい力となって現れたのだと考えられます。
多くの子どもたちは、コミュニケーションなり、社会性なりの部分で培った力を、その場ですぐに発揮するのではなく、少ししてから、別の環境で自然に発揮することが多いようです。
Aくんは、たまたま振替という場で花開いた訳ですが、ビリーブで身につけた力を、2〜3か月後に学校や幼稚園などの集団場面で、「最近、他児とのかかわりが少し変わってきたね」という形で現れることが多いように感じています。
Aくんですが、振替の関係で、立て続けに2回、お気に入りのBくんと一緒の授業になりました。
2回目は、もう2人とも慣れたもので、多少相手の領域にも踏み込んで、まるで、1年も前から一緒に学んでいるかのような顔をして、キラキラした顔で授業に参加していたのです。
そういう意味では、私たち大人も、子どものことをすべてわかっているわけではなく、別の面もたくさんあるという意識を持たなければいけませんね。
Aくんに影響を受けたBくんですが、最初はいつものBくんらしく振舞っていましたが、一緒になった2回目の後半には、「んも〜、さいあく〜」などと言って、いたずらっぽい顔でチラッとこちらを見ながら、新たなBくん像を私たちに見せてくれたのです。
子どもは共に育つ…。
そのことを実感できた、AくんとBくんの出来事でした。
2013年10月06日