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投稿者:カトちゃん
題名:私の嗜好品@
誰でも、その人なりの「こだわり」があるのだと思います。
私もご多分に漏れず、これだけは絶対というもの(あるいはスタイル)をいくつか持っています。
自分が長年臨床家を続けているのも、もしかしたら、このようなこだわりの強さが、プラスに作用しているのかも知れません。
なにせ、しつこいですから。
臨床でも、しつこさ(粘り強さ)は不可欠な要素だと思っています。
もちろん、主役は子どもなので、子どもに適したことをしつこくするという意味ですが…。
1回目の嗜好品は、『ガラスの爪やすり』です。
仕事でピアノを弾くことが多いため、爪切りには神経をとがらせています。
パチン、パチンと切る普通の爪切りも使いますが、それだけだと、爪の形の微妙なでっぱりがとても気になってしまい、ピアノの音色にも影響が出てくるようです。
ピアノはテクニックも大事ですが、それにも増して音色が大事だと思っています。
それは、同じ曲でも、音色の違いで、聴こえる世界が全く違うということを、今まで何度も経験してきたからです。
自分が弾いているときも、たとえ少ない音でも、音色さえその場にフィットしていれば、子どもも保護者の方も、皆驚くほど音楽を聴き入ってくれるのです。
ということで、爪切りは自分にとって、毎日の大切な仕事となっています。
以前、ソニープラザでガラスの爪やすりを購入し、それ以来すっかり必需品になっています。
金属製のやすりもためしましたが、微妙な形を作るのに、これほど、デリケートに修正できるものはありません。
本当に素晴らしい!
ただ、1つだけ難点があって、それは、ガラスゆえ、壊れやすいということです。
長さが13〜14センチあって、ポーチに入れて持ち歩いていたところ、ある日半分に折れていました。
ガーン!
それからというものは、プラスチックの箸入れに入れて、持ち歩くことにしました。
子ども用の箸入れだとちょうど長さがぴったり。
ときどき、カフェで箸入れを出して、ガラスの爪やすりを使っていると、周りの人がジロジロ見ているような気がします。
なんじゃ、あのおっさんは!
私がピアノを弾くように見えないせいか、とても怪訝そうな顔をするのが、ちょっと面白いなと思っています。
つづく・・・
2013年11月12日
投稿者:ミカっち
題名:冗談を楽しめるようになる!
私たちは、子どもとの会話の中で、よく冗談を言います。
例えば、伊奈太郎くんに対して「伊奈のびたくん!」と、わざと違う名前で呼んだりします。
すると、その時の子どもの対応は2つに分かれます。
大人「伊奈のびたくん!」
A「はーい、のびたです。」
B「ちがいます。ぼくは伊奈太郎です。のびたではありません。」
この時、Aは、冗談に乗って笑いながら答えています。
一方、Bは、冗談が分からず真に受け(もしくは、冗談と分かっても受け入れられず)、必死で訂正しています。
冗談が通じないことは、少なからず社会生活に影響をおよぼしてきます。
特に大人になってからは「空気がよめない人」「とっつきにくい人」「つまらない人」などと思われてしまいがちです。
それに気づいてから何とかしようと思っても、なかなか難しいようです。
やはり、子どもの時から徐々に‘柔軟に対応できる力’を身につけていく必要があります。
そのために、まずは周囲の大人が‘かたさ’をなくすことが大事です。
「こうでなければいけない」「こうあるべきだ」という考えを一度置いて、「まあ、いいか」と考えてみるのです。そういう姿勢で子どもとかかわるのです。
そして、大人が自ら冗談を言ったり、ふざけたり、ズッコケたり、ちょっと足りないくらい(子どもの先回りをしない!)のかかわりをするのです。
気を付けなければいけないことは、「子どもが冗談だと分かるように話す」ということです。
なぜなら、冗談を冗談だと分からないまま過ごすことは、子どもにとってとても不安なことだからです。
明らかに冗談だと分かることを言うか、もしくは最後に「冗談だよ!」と伝えるか、いずれにせよ、あまり不安になるようなことは言わないほうがよいでしょう。
みんなが笑ったり楽しくなるようなことだとよいですね。
ビリーブでも、初めは冗談が通じなかった子が、自ら冗談を言ってみんなを笑わせるようになることがあります。
自分が言ったことで、みんなが笑って場の雰囲気が明るく楽しくなった。その経験が、さらに子どもを豊かにしていくのです。
2013年11月01日