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投稿者:ミカっち
題名:一人じゃないよ。
今年度も最終月となりました。
子どもたちは、どの子もこの1年で大きく成長しました。
その詳細につきましては、保護者の方に「今年度のまとめ」としてお渡ししたいと思います。
さて。
私は大学で「音楽と表現」という授業を行っています。
毎年、後半の授業では、数名ずつのグループに分かれて楽器や歌の練習をし、最後に発表会を行います。
どのグループも、練習を始めたばかりの頃はぎこちなさが目立ちます。
普段あまり話したことのない学生同士が、同じグループになっているところもあり、なかなかまとまらず、練習に対する意気込みもバラバラ…。
でも私は、個々の演奏のアドバイスはしますが、その他のことには極力口を出さず学生に任せます。
すると、本番近くなってきた頃、雰囲気が変わってきます。
自分の練習はそっちのけで他の子に一生懸命教えたり、演奏が苦手で練習に乗れずにいる子に「ゆっくりから始めてみようよ」と声をかけたり、少しずつグループにまとまりが出てきます。
そして今年度の発表会当日、どの学生も緊張しながらもその場を目一杯楽しんでいました。
終わった後ある学生が、「私は今まで、何事もちょっとやってできなかったら諦めてしまっていました。今回の演奏も、初めはキーボードが弾けず、全くやる気が持てませんでした。グループの人が教えてくれても受け入れられずにいました。でも、皆が一生懸命教えてくれ、徐々に自分もそれに応えたいと思うようになりました。だから、毎日家で練習をしました。ついに間違わずに弾けるようになりました。皆と一緒に演奏できて本当に嬉しかったです。グループの人たちに感謝しています。そして、今回のことで、諦めなければ達成できるのだと学びました。今後の人生に生かしていきたいです。」と感想を書いてくれました。
最近話題の小保方さん(=STAP細胞)は、「あと一日、もう一日だけ、と思って毎日頑張った 〜 辛いときにいつも誰かが助けてくれた。」と語っていました。
私は、子どもたちにも「一人じゃないんだ。自分の周りには助けてくれる人がいるんだ。」という経験をしてほしいと思っています。そして、そのことに気づいてほしいと思います。
また、困っている人がいたら、助けてあげたり、寄り添ってあげられる人になってほしいと思います。
ビリーブでは、いろいろな活動を行う中で、そのような(子ども同士がかかわり合う)場面を随所に設定しています。
そして、大人は必要以上に介入せず、子ども同士のかかわりの中で解決していけるよう、見守っています。
2014年3月02日