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投稿者:ミカっち
題名:ビリーブのワーク学習
ビリーブの授業では、いろいろな活動に加え、ワーク学習の時間があります。
ワークは子ども一人ずつに、束で用意してあります。個々のレベルや課題に応じ、もじやかずの土台作り(線なぞりや迷路など)、もじ・国語(基礎〜応用)、かず・算数(基礎〜応用)、空間認知、ソーシャルスキル、イメージなどのワークを、まんべんなく取り入れています。一人の束は、多い子で数百枚になります。その中から毎回、数枚ずつ行っていきます。
どのワークも十分行うのですが、特に大事にしているものの一つが、イメージ力を高めるワークです。例えば、絵画完成(絵の一部だけ描かれてあり、足りない部分を自分で描く)やぬり絵(果物や乗り物などのシンプルな絵から、風景や日常場面などの複雑な絵まで)は、ほぼ毎回行っています(どちらも、段階別に100種類程度、全てオリジナルで作成してあります)。
子どもたちの中には、国語や算数のワークは難しいものまでできるのに、絵画完成やぬり絵のワークになると、どう描いてよいか分からず、ほとんど白紙に近い状態や単色でぬっただけで終わらせてしまう子がいます。
反面、学習ワークの進度はゆっくりなものの、絵はとても豊かに生き生きと描ける子もいます。
どう描いてよいか分からないという子の多くは、絵やぬり絵にじっくり向かえない(楽しめない)という様子が見られます。その背景には、イメージ力が弱いため、型が決まってないもの(答えのないもの)に対し、自分で考え広げていくことが難しいという面があります。そのため、どうしても苦手なお子さんの場合、初めは大人と一緒に相談しながら仕上げていき、徐々に自分で描く時間を増やします。
イメージ力の弱いお子さんは、他者との関係や集団場面において、マイペースさが出てしまったり、相手の立場を理解したり、状況を読み取ったりすることが難しいという面が見られます。つまり、イメージ力は、対人・社会性に大きく影響するのです。これらは、人が社会の中で生きていくうえで、もっとも大事な力の一つです。
そのため、ビリーブではイメージ力を高めることを重視しており、ワーク以外にも、さまざまな活動を行っています。
2014年10月06日