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投稿者:カトちゃん
題名:余計なひと言に注意しましょう!

子どもはほめられて育つ。

それは誰もがわかっていることだと思います。

もし、ほめるというのが大袈裟であれば、喜ぶだけでもいいのかも知れません。

自分が好きな大人が喜んでくれることほど、子どもにとって嬉しいことはないのだと思います。


仕事柄、親御さんが子どもをほめる場面を多く目にします。

「がんばったね」
「じょうずだね」

そういわれた時の子どもの顔と言ったら。

満面の笑みを浮かべ、どんなもんだいという顔をしているときの子どもは、皆驚くほど輝いています。

子どもは、そうやって自分に自信をつけ、いろいろなことにチャレンジし、ときにうまくいかなくても、大抵のことは乗り越えていくのだと感じています。


そんなとき、たまに次のようなことばを耳にします。

「ぬり絵、がんばったね。ここをもう少し赤くぬれば、もっといい絵になったね」
「遠足楽しんできたんだね。朝もう少し早く準備ができればよかったね」

これは、まあ、なんともったいないことか!

ほめているようで、実は後半の余計なひとことがあるために、子どもにとっては、ほめられていることにならないという事態が発生してしまいます。

そして、このことは大人の発想に他なりません。

大人同士で言い合うなら、これでもいいのかも知れない。
いいところをほめて、ちょこっと課題を言う。

でも、子どもにこの理屈は通用しません。
ほめるなら、ほめるだけにした方がいい。

思いきりほめてあげて、満足感を十分得られることが、子どもにとってもっとも大きな心の栄養分になるのです。

注意するなら、そういうときに伝えればよいわけであって、ほめるときに伝える必要はないのです。

今一度、私たちの子どもへの伝え方を振り返ってみるとよいかも知れませんね。

ほめるなら、ほめるだけにする。

これが、上手な子育ての鉄則です。

2016年3月02日