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投稿者:ミカっち
題名:興味を広げることが大事

夏休みもあっという間に終わり、2学期が始まりました。
時間がたっぷりある休み中は、普段できないことをするチャンスでしたね。皆さん、いろいろな経験ができましたでしょうか。

発達に偏りのあるお子さんは、興味関心に偏りを持つ様子が多く見られます。

例えば、あるお子さんは算数の難しい問題が解けたり難しい漢字が書けたりするものの、「からす」や「カブト虫」を知りませんでした。
また、別のお子さんは、友だちと楽しく遊んだりいろいろな話題を提供できるものの、曜日や四季の順番がわかりませんでした。

どちらのお子さんも、お母さんにお話しを聞くと、「教えなくても自然に覚えるものだと思っていた。」「覚えてないことが分かり、一生懸命教えたがなかなか覚えてくれない。」とのことでした。

子どもに限らず、私たち大人でも興味のないことはなかなか覚えられません。
同様に、お子さんに知らないことをストレートに教えるだけではなかなか覚えてくれないのです。

そのために、日頃から興味・関心を広げていくことが必要となってきます。
生活の中や会話の中に取り入れて(文脈の中で)話をしていくことが大切です。
また、お子さんの興味のありそうなことに絡めて話すとさらに関心を持ちやすいでしょう。

日常の会話の中であれば、「今日は木曜で、明日は金曜。明後日が土曜だね。土曜は学校が休みだから、公園に行って遊ぼうか」「暑い夏が終わって、もうすぐ秋になるから涼しくなるね。秋はおいしい果物がいっぱいあるよ」等々。
また、電車や車が好きなお子さんなら、「○○線の○○駅は春になると桜がいっぱい咲いてるみたいだね」「カラスは車のタイヤと同じで真っ黒だね」等。

偏りのあるお子さんの場合、何もせずに興味が広がっていくことは少ないようです。
ですから、周りの大人が意識をして、興味を広げていってあげることが大事ですね。

その際、教え込みにならないよう注意しなければなりません。
不自然にならず、あくまでも自然な流れの中で行っていくことを心掛けましょう。

2016年9月02日