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投稿者:カトちゃん
題名:ことば通りとは限らない
すっきりしない、蒸し暑い日が続いています。
皆さん、体調はいかがですか?
最近、風邪をひいているお子さんや保護者の方が多いようです。
くれぐれもお大事にしてください。
今回は「子どもの発することばをどう受け取るか」ということについて考えたいと思います。
よく保護者の方から次のような相談を受けます。
「子どもが学校をつまらないと言っている」
「学校に行きたくないと言う」
「学校の先生が褒めてくれない」
このようなことは、よくあることだと思います。
つまり、子どもにとって、とても自然なことなのだと思います。
そもそも、小学生(低学年)以下の子どもは、自分の気持ちをバランスよく表現することが難しく、極端に言ってしまうことが多いようです。
そのため、学校や幼稚園でのいろいろな出来事を客観視することができず、ちょっとのことで意見が極端になりがちになってしまいます。
だから、本当は楽しいこともあり、嫌なこともあり、ちょっと嫌なことの方が多いと、「学校はつまらない」「行きたくない」「嫌い」となってしまうわけです。
気持ちを「中間」に保つことが難しいのが、子どもの特徴なのです。
ビリーブにくる子も、まったく同じ様子を見せてくれます。
教室に入るやいなや、「そんなのつまらない」「やりたくない」と拒否を示すケースはざらで、そういうときに私たちは「そう…」と言いながら、「つまらない」ことをどんどん進めていきます。
もちろん、できるだけ魅力的に!
そうしているうちに、子どもは徐々に様子が変わってきて、いつの間にか大いに楽しんで参加しているのです。
子どもは「拒否」から始まるのです。
そういうことを真に受けて、いちいち反応することで、実は子どもが本当にやりたいことからどんどん離れていってしまう…
親や教師は、そのことを十分に頭に入れながら、子どもとつき合っていく必要があります。
子どもの発言をすべて子どもの本心と捉え、そのまま従っていることが子育てではありません。
大人が主導権を握りながら、上手に子どもを導いてくことが大切なのです。
拒否が多かった子どもも、上記のようなかかわりを行っているうちに、徐々に拒否をしなくなり、何にでも素直に向かえるようになってきます。
そして、いろいろなことに素直に向き合えることが、子どもが育つ大きな原動力になってくるのです。
子どもに翻弄されるのではなく、どんと構えて、つき合っていく。
子育てとはなんと奥の深いものか、と感動させられる毎日です。
追伸です。
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是非、ご活用ください。
2017年7月01日