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投稿者:カトちゃん
題名:夏真っ盛りです!(講演日記)
先月から、本当に毎日暑い日が続いています。
あの、暑さで有名な「熊谷」の近く(電車で約20分)に住んでいる私は、最寄りの駅に出るまでの徒歩7〜8分間で、もう汗がびっしょり。
テレビで見た、日傘を差す男性をちらほら見かけるようになりました。
6月末で原稿執筆の仕事も一段落し、しばらくは臨床に没頭する毎日です。
そんな中、ここにきて、外部の仕事(講演等)が頻繁に入ってきました。
講演先は、学校、民間施設、保護者等さまざまで、それが自分にとって大いに刺激になっています。
外で話をするということは、当然日々の実践が基になっているわけですから、毎日が勝負になってくるわけです。
子どもたちや保護者の方から得たものを、外部の人に話すことで、自分自身の頭の中が整理され、何がよくて、何をもう少し変えればよいのか、がわかってきます。
つまり、話すことで、多少自分の実践力が高まり、それが次の臨床に生きる、という、自分にとってもっとも嬉しい循環が出来上がってくるわけです。
都内のある民間の臨床機関では、音や音楽の使い方について、いろいろな子どもの特性に絡めてお話をしました。
セラピストの皆さんはとても熱心に聞いてくださり、終わってからの懇親会(飲み会)も楽しく、美味しく過ごさせていただきました。
スタイルや方法は違っても、子どもたちのためにという点では共通しています。
大きく、溢れんばかりの熱意を分けてもらっただけでも、本当によかったと思っています。
その10日後くらいには、支援学校のPTAの皆さんにお話をしました。
ここでは、私たちが日頃行っている親御さんへの相談を、たくさんの具体例を交えながら、一般化した形でお話ししました。
そこで私が特に強く伝えたかったことは、子育ては難しいけど、こんなに面白いことはない、ということです。
ほんの少し子どもの見方を変え、自分が変われば、子どもは大きく変わってくる。
そのことを、私は、日々ビリーブで学んでいるのです。
その次に伺ったのは、ここのところ、毎年のように足を運んでいる〇市です。
そこでは、小中学校の先生方にお話をしました。
この仕事は実は私にとって大きな意味を持っています。
なぜなら、先生方が次から次へと「このようなときはどうすればよいか」と聞いてきて、それに私が即興的に答えていくという「自分が多いに試される経験」になるからです。
ビリーブでのように、子どものことをよく知った上で話をするのではなく、一部の情報だけで答えていくわけですから、結構\大変なことです。
でも、何年か続けているうちに、だんだんとそのようなスタイルが心地よくなってきました。
土壇場に追い込まれ、必死で考えているうちに、自分でも思いもつかないひらめきが浮かんでくる…
追い込まれる中で、自分の引き出しがどんどん増えていくということを、〇市の先生たちに教えてもらったのです。
一番、直近の仕事は、県の教育研究会主催の研修会でした。
ここでは、幼児教育の専門家の方にお話をしました。
私は、小さいお子さんの担当者がもっとも専門家であるべきだと思っています。
実際に、幼稚園や保育園、通園施設の現場の先生たちには、力のある方がとても多い。
その意味で、現場の先生たちと意見交換をすることは、私にとって大いに楽しみであり、勉強になります。
まだたくさんの可能\性を秘めた子どもたちにかかわるということは、本当に至福の仕事なのだと思っています。
この研修会の仕事をかれこれ8年間も続けていますが、今年も例年と違わず、大きな刺激を受けました。
専門的な内容もさることながら、担当者同士が、この上なく愛情深く子どもたちのことを語っている姿がとても印象的でした。
以上、最近の講演日記を書かせていただきました。
次の講演は、9月初旬に□市の幼稚園協会の先生たちにお話をします。
今回の研修会で得た知見を追加し、より充実した講演の準備を進めていきたいと思っています。
考えてみれば、子どもの頃から20代前半まで、人前で話すことがとても苦手だった自分が、しょっちゅう人前で話しているのです。
ときどき、そのことをとても不思議に感じています。
たとえ口はうまくなくても、自分が大切にしているものができ、それを膨らませていけば、人に伝えることができるようになるのかもしれません。
来週は、私よりも話が上手な藤江が特別支援学校の先生方に講演を行います。
私たちビリーブのスタッフは、何よりも日々の臨床を大切にしつつ、それを、より充実させるために、頭の中を整理し、外部の方にお話をしていく…
これからも、このスタイルを大切にしていきたいと思っています。
まだまだ暑い日が続きますので、くれぐれもお身体には気をつけて行きましょう。
2018年8月04日