カレンダー     7月
S M T W T F S
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

否定はしない方がいい
適切な時期に、適切なサポートを
頑張りすぎない
子育てについて
「満足感」と「安心感」
合格おめでとう!
あけましておめでとうございます(特集【二次障害】)
多動について
読書のすすめ
姿勢の保持が難しい子
カトちゃんブログのみ表示
ミカっちブログのみ表示

投稿者:カトちゃん
題名:子どもにはひたすら謙虚に!

7月になり、学校の先生からの相談が劇的に増えています。

連日、複数の電話をいただき、ビリーブのお子さんのことをいろいろお話ししています。

先生方は皆とても熱心で、頭が下がる思いです。

1人の子どもはできるだけ多くの人が同じ思いでかかわることが大切です。
かかわる大人の目指す方向が違えば子どもはどんどん混乱してしまうでしょう。

ただし、相談はいつもうまくいくとは限りません。

中には、クラスに在籍する子どものことを「手がかかる」「言うことを聞いてくれない」と嘆く先生もいます。

それはそうでしょう。

子どもは皆手がかかるのです。
そして、私たち大人の仕事は子どもに迷惑をかけられることなのです。

子どもとの関係がうまくいかなければ、まずは大人が「至らない」というところから出発すべきではないでしょうか。
何でも子どものせいにしてしまったら、あるいは親御さんのせいにしてしまったら、何も始まらないと思うのです。

自分のかかわり方や距離の取り方、ことば数の多さ、話す内容やタイミングなど、自分のあらゆる「かかわり方」を今一度見直してみる・・・

この作業がなければ、子どものことを「手がかかる」などと言ってはいけない・・・
私たちはそのことを常に中心に考えたいと思っています。

2016年に施行された障害者差別解消法では、学校の教師が課題のある子どもに対し「合理的配慮」を行うことを義務付けています。

つまり、子どもが問題なのではなく、子どもとかかわる大人が「何ができるか」を考えることが大切になってくるわけです。

「合理的配慮」について、熱心に考え、私たちに聞いてくる先生もたくさんいます。

どうか、先生方!

子どものせいにする前に、まずはご自分のやり方がそれでよいのかを最大限検証してみてください。

そうすれば、きっと手掛かりになる何かが見えてきます。

子どもは、どの親御さんにとっても、かけがいのない存在なのですから!

そもそも子どもは、元来やんちゃな存在なのです。
手がかかることは、本当に幸せなのだと思います。

2020年7月16日