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投稿者:カトちゃん
題名:子どもとかかわる際に大事にしていること
10月も中旬を過ぎになりました。
ちょっと前は肌寒い日が続いていましたが、今日などは夏日となり、気候の変化になかなか身体がついていけません。
今回は、子どもとかかわる際に気をつけていることを述べたいと思います。
たくさんありますので、これ一つというわけにはいきません。
今強く思っていることは、かかわる際に後追いにならないこと、すなわち子どもの行動を後から追いかけるということはしないことです。
後追いでは、子どもに対応できません。
第一、子どもの様子をすべて把握することができず、表面的な部分に反応してしまうため、適切なかかわりができないばかりでなく、不適切な対応をする可能性が大になってしまいます。
子どもとかかわる際には、子どもの気持ちや行動を予測することが大切です。
いつも見ていればかなりの部分を予測できます。
予測した上で対応すれば、おのずと自分のかかわりが見えてきます。
そして、たとえ予想外のことが起きても、そんなに動揺することはありません。
「ああ、こうきたか」というくらいの気持ちで、余裕を持ってかかわることができます。
ある本で読んだことですが、昔、大航海時代の話に次のようなエピソードがあります。
キャプテンクックの船がタスマニア島に着いたとき、釣りをしていた現地の人を見て、乗組員は大いに驚きました。
人がいたぞーと。
しかし、釣りをしていた現地の人は、巨大な船など目に入らぬというように平気な顔で釣りを続けています。
つまり、目の前にものすごい大きな船が現れても、それが見えないのです。
最初に妙なものが現れたと気づいたのは、現地の人の中で、常に人の心を読み取る修行をしていた呪術家の人だったといいます。
唯一、その人だけが、船を見ることができたのです。
このことからも、人間は、「さあ見るぞ」と身構えていないとどんなすごいものでも見えないことがわかってきます。
ありえないものは見えないのです。
子どもとかかわる際も全く同じだと思います。
子どもの行動を漠然と見ていても、ほとんどのことを見逃してしまう。
そのことを肝に銘じて、子どもとかかわる必要があるのです。
2016年10月18日