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投稿者:カトちゃん
題名:ダメなことを𠮟ってばかりいる大人たち
寒くなりましたね。
自転車通勤の私には、手袋とネックウォーマーの季節がやってきました。
頑張って、片道20分を走りぬかなくては!
子どもが何かをできなかったり、不適切な行動をしたときに、どうすればよいでしょうか。
私たちはややもすると、そのこと、すなわち目についたことのみに注目し、何とかそれを改善せねばと考えがちです。
例えば、授業中にどんどんしゃべってしまう子がいます。
他児の意見や気持ちはおかまいなしに、自分が、自分がと話すのです。
そういうときに、どうすればよいでしょうか。
話したことに、いちいち反応し、「そんなことを言っちゃだめよ」と言い続けることがよいでしょうか。
それは、おそらく、最も効果のない方法だと思われます。
なぜなら、他者視点が十分に育っていない子に、今やった行動はよくない、と言っても、理解が難しいからです。
だから、怒る大人に対し、子どもはさらにパワーアップして、どんどんしゃべるようになる。
そして、また大人が怒るというように、悪循環が生じるわけです。
どうして、子どもの行動を「やめさせる」「改善させる」ことばかり考えるのでしょうか。
授業中にしゃべってしまう子に対し、「今から大事な話をするから最後まで聞いてね」と一言いえば、その子は黙って話を聞くことができます。
難しいようなら、最初は大人が話す時間を極力短くし、だんだんと長くしていけばよいのです。
そして、よく聞けたときには大いにほめるのです。
そうすれば、その子の苦手な行動が、「叱る」ではなく「ほめる」ことで、終われるようになるのです。
「最後まで静かに聞けてえらいね」「すごいじゃん」
そいうことばを子どもは待っているのです。
そして、そういうことばの積み重ねこそが、子どもの心と行動を育てていくわけです。
そんなにイライラすることはないのです。
子どもは、大人に迷惑をかけて育っていくものなのですから。
多少のことは子どもらしくていいじゃありませんか。
ダメな行動を叱るよりも、やるべきことを示し、それができたときにほめる方が、余程子どもはいい気分で育っていくのです。
2016年11月04日