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投稿者:ミカっち
題名:9月ですね

短い夏休みが終わり、2学期が始まりましたね。
今年は異例の夏となり、子どもたちにとっても我慢の多い日々となってしまいました。
猛暑の中の登下校、マスクを着用しての生活、、、大人でもつらいのに子どもたちは本当によく頑張っています。

そのような中、何とか楽しい夏休みを過ごそうと、各ご家庭それぞれ工夫されていたようです。

お庭でバーベキューをしたり、簡易プールで遊んだり、家の中にビニールシートを敷いてすいか割りをしたり、人のいない早朝に虫取りに行ったり。家のお手伝いをたくさんしたという子もいました。
この夏の経験は、思い出として残りそうですよね。


最近の子どもたちの口からは、「密です」「タッチはグーで!」「ソーシャルディスタンス」などの言葉が当たり前のように聞かれるようになりました。
学校で、できるだけ「喋らないように」「くっつかないように」と言われている子も多く、休み時間の遊び方に制限もあるようです。

本来なら、(幼児期から学齢期の)子ども同士、または子どもと大人の体を使った遊びは、対人面の育ちにとても大事な活動です。
人と人が体を触れ合うことで、相手を知り受け入れていくこどができます。

ビリーブでも、いろいろな身体活動を取り入れてきましたが、今は行うことが難しい状況となっています。
身体が触れ合う遊びは、ご家庭にお任せするしかないようです。


そのような中、あるグループで「ジェンガ」を行いました。塔になった木片の中から一本抜いて、上に積んでいき、倒れたら負けというゲームです。

通常なら、1つの机の上にジェンガを置き、子どもたちがその周りを囲むように椅子に座り、順番に行っていきます。
しかしながら、その方法ですと子ども同士が接近してしまいます。

そのため、今回は教卓の上にジェンガを置き、一人ずつ順番に前に出てきて行う方法にしました。
7人グループですので、自分が行うと6人分を待つことになります。

すると、今までとは違う子どもたちの一面を見ることができました。

・慎重に出てきて行い、自分の番が終わるとスムーズに戻る子
・木片を取って乗せるまでは慎重なのに、帰る時に机にぶつかり崩してしまう子
・どこを取ればよいか迷い、なかなか手が出せない子
・考えずに取ってしまい、すぐに崩してしまう子
・友だちが行っている時も、自分の時と同じようにドキドキしながら見れる子
・友だちにアドバイスをしたり、応援したりする子
・自分が終わると気持ちが逸れ、友だちの時は全く見ていない子
・毎回、自分の順番を間違える子
などなど

よい部分であったり、対人面や身体面での課題となる部分であったり、それぞれのお子さんの様子を見るよい機会になりました。

また、何より、子どもたちが楽しみ、大笑いし、めいめい発散できる時間になったことがとてもよかったです。
ちなみに、結局最後に倒したのは、私でした( ;∀;)


暑い日が続いていますが、朝晩は少しずつ涼しくなり、秋がもうすぐやってくるんだなぁと感じるようになりました。
今置かれた状況の中でも、子どもたちがストレスを溜めることなく、楽しく過ごせるよう引き続き考えていきたいと思います。


2020年9月06日