ビリーブでは、すべてのコースに音楽療法を取り入れています。
音楽療法の活動は、単に楽しいだけではありません。活動を通じて、認知(記憶力、模倣する力、イメージする力)やことば、コミュニケーション能力、社会性など、子どもの発達全般を促進するために非常に有効であると考えられます。
具体的に、以下のような力を育てることが可能です。
1.言語・認知・コミュニケーション面
● 発声を促し、発語の促進を図る(吹く楽器、歌)
● 一語文から多語文へと、ことばの発達を促す(歌など)
● 聴覚記憶の力を高める(テンポ・リズム打ち、メロディの再生)
● 見続ける力や視覚による運動のコントロールの力を身につける(楽器)
● 目と手の協応力、位置記憶を高める(音階楽器)
● 視覚と聴覚の統合を図り、情報処理能力を高める(楽譜や色音符を見ながら曲を演奏する)
● ルール、役割等の課題を通して認知発達を促す(合奏)
● 相手とのやりとり行動(ターン・テイキング=役割交代)を通してコミュニケーション能力を高める(歌、楽器、身体活動)
2.身体・運動面
● 身体への受け入れをよくする(活動全般)
● 身体の動きのぎこちなさを改善し、スムーズな動きを促進する(身体活動)
● バランス感覚や姿勢の保持を高める(活動全般)
● ボディイメージや運動面の発達を促進する(身体活動)
● 手指の操作性を高めるなど、微細運動の発達を促す(楽器)
● 協応動作(〜しながら〜する力)を高める(楽器、身体活動)
● 動作模倣の力、即時反応の力を身につける(身体活動)
● 運動の調整力を身につける(楽器)
3.対人関係・社会性
● 特定の相手との信頼関係を築く(活動全般)
● 相手との相互交渉を通し、社会性を身につける(活動全般)
● 集中力を高める(活動全般)
● 順番を待つ力を身につける(活動全般)
● 自己表現力を豊かにする(活動全般)
● 集団への適応力を養う(活動全般)
4.その他
● 情動の発散や調整的な活動を行いながら、常に安定した気持ちを保てるようになる(活動全般)
● 音楽のある生活を楽しむことができる(将来の趣味や生きがいにつながる)(活動全般)
● セッションの流れが変わったり、活動のバリエーションが増える中で、徐々に変化に応じられる柔軟性が身につく(活動全般)
● 集団遊びの中で新たな遊びを創造することができる(集団活動)
● 自閉症児が持つ対人相互反応の特性(人と目を合わせない、他人と活動を楽しむことを求めない)の改善を図る(活動全般)
◎音楽療法のよくあるご質問
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