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ビリーブの教材と楽器
ビリーブの教材と楽器
ビリーブの教材と楽器をご紹介します。
教材は発達段階的に作られており、また、よく似ていてほんの少し種類が違うものがたくさんあります。
この「似ていて少し違うこと」(発達の横の広がり)を経験することが、子どもの発達にとって大変有効だと言われています。
ひとつできたらすぐ上の段階に行くのではなく、似たレベルをまんべんなく行うことが大切になってきます。
また、 ビリーブには百種類くらいの楽器があります。
それぞれ、子どもの発達段階や操作性を基に、目的に応じて活動に取り入れています。
楽器活動では、「両手を同時に使う」「吹きながら手を使う」「見ながら叩く」など協応動作を伴うことが多く、ここで養われる力(〜しながら〜する)は、例えば「紙を持ち上手に動かしながらハサミで切る」「黒板を見ながら正しくノートに書く」などの力に結びつきます。
また、皆で演奏することによって、人への意識や相手に合わせる力を養い、社会性を高めることにもつながってきます。
※写真をクリックすると詳しい使用内容と効果をご覧いただけます。
教 材
楽 器
お話の順に絵を並べよう
(絵画配列)
レゴブロック
音積み木
Qコード
グニャグニャ棒
ジェスチャー
カード
アコーディオン
キンダー
クラリーナ
記憶ボックス
動物アパート
スライドホイッスル
ブームワッカー
かずの概念
仲間あつめ
笛
ミュージック
ベル
神経衰弱 1
神経衰弱 2
トーンチャイム
シンバル
洗濯バサミ
楽器の絵
カード
マラカス
ボンゴ&コンガ
積み木
音節分解
カード
ザイロフォン
クロマハープ
ウルトラマグネット
マトリックス
ツリーチャイム
サウンドシェイプ
見本合わせ
パズル
かえる
ジャンプ
デジタルドラム
色けんばん
お話の順に絵を並べよう(絵画配列)
4枚の絵を見て内容を考え、話の順に並べる課題です。
また、内容を文章にして書くことも行っており、子どもは話の内容理解や的確な状況説明の方法を学ぶことができます。
特に「だれが」「どうして」「どうなった」などのポイントを押さえる視点が重要です。
なお、難易度によって枚数は変わってきます。
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レゴブロック
赤・青・緑・黄・黒の5種類のブロックを、積み上げたり並べたりして遊びます。
自分の好きな形を作ったり、見本カードと同じ形を作ったりします(見本合わせ)。見本カードは、2色使用の簡単なものから、4〜5色を複数個使った複雑な形まで、子どもの発達に合わせて段階的に用意してあります。
好きな形を作って何か(車やビルなど)に見立てたり、完成したものを友だちと見合うことで、発想豊かにイメージする力が養われます。
また、見本と同じ形を作ることで、物を正確に見る・見比べる・捉える力(色、順番、位置、重なり、など)を養います。
これらの力は、例えば文字を読み書きする際ための土台になります。
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グニャグニャ棒
文字通りグニャグニャと自由に曲げられる棒です。
長いものと短いものがあり、これを使っていろいろなものをイメージして作ります。
発想力が養われると同時に、手の操作性が高まります。
写真は「めがね」をイメージして作ったものです。作った作品は皆の前で発表し、その際、人に分かりやすく説明する表現力を学びます。
また、身体にくっつけたり、乗せたり、巻きつけることもできるため、ボディーイメージ(自分の身体を意識する)力を養うこともできます。
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ジェスチャーカード
人がいろいろなことをしている絵の描かれたカードを見て、その内容をジェスチャーで皆に伝えます。
ことばを使わず動作だけで相手に分かりやすく表現する、とても難しい活動です。
自分が行っている表現が相手にどのように伝わるのか、相手の視点を学ぶことができます。また、友だちの動作表現が何を表しているのか、イメージを働かせながら集中して見ることも大事な課題となります。
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記憶ボックス
記憶力(視覚記憶)を高める課題です。
引き出しに入れた模型が、どこに入っているか当てます。
子どもの発達段階に応じて、1〜3個と模型の数を変えていきます。
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動物アパート
動物の絵カードをアパートに見立てた枠の中に貼り、位置を考える課題です。
上・下、左・右、真ん中、1階・2階、などの表現を使います。算数の基礎力を養う活動としてとても有効です。
「きりんは□階にいます」(答え、4)、「うしはライオンの□にいます」(答え、下)、「パンダはうさぎの□階□にいます」(答え、2・上)、「ぶたはさるの□にいます」(答え、左上)
というように段階的に用います。
空間把握や位置の表し方、助詞の使い方など、算数だけでなく、国語的な力も学ぶことができます。
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かずの概念
あひるとかえるの模型を使って、数の基礎概念である、なかまあつめ、一対一対応、数詞−数字−数量の関連などを学びます。
子どもに親しみやすいおもちゃを使うことで、楽しみながら学べる課題です。
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仲間あつめ
身近なものの絵カードを用い、仲間あつめを行います。
一緒に使うもの・対になるもの・用途が同じもの、などによって仲間を探し、機能的な属性を学びます。
カードを選んだ後、どのような視点で仲間わけをしたのか、皆の前で発表します。
それにより、視覚的なものをことばを使って表現する力を養うことができます。
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神経衰弱 1
動物の絵カードを用いた神経衰弱です。絵に色を塗ったカードと色なしのカードがあります。動物の絵に色を塗ることで、めくったときにペアになっているか、分かりやすくなっています。視覚的な記憶力を高める課題として適しています。
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神経衰弱 2
神経衰弱を行える熊のおもちゃ(市販)です。熊の足の裏に星型、三角形、丸などがあり、形が合うように選びます。また色で合わせることもできます。タイマーを設定すると、時間がくると台の熊がひっくり返るようになっており、スリルを味わいながら行うこともできます。
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洗濯バサミ
パンダと熊の洗濯バサミを使った弁別の課題です。同じ絵が書かれた紙皿に洗濯バサミを挟んで付けていきます。握る際、親指と人差し指(または中指)の力(握る−放す)が必要なため、手先の操作力も高められます。
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楽器の絵カード
楽器の絵カードです。楽器の音当てあそび(ボードの裏に楽器を隠して音を出す)の際、音がした楽器と同じ絵のカードを選びます。実物の楽器を取るより、音がしない、平面的に描かれた絵カードを取るほうが、象徴機能(実物をカードに置き換える力)を要し、難しい課題になります。
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積み木
自然な色合いの積み木です。立方体、直方体、円柱などの形があり、自由に積み上げたり、自分でイメージした形を作ったり、数人のグループで一つの作品を作ったりします。積み上げる際、手先の微細な動きが求められます(積み木を置くときに、手を上手に放すという調整力も必要となります)。また、実物や絵カードの見本と同じ形を作ることも行います。物を視覚的に正確に捉え、位置や順序など、空間を把握する力を養います。
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音節分解カード
ことば(単語)の音韻を意識してもらうための絵カードです。カードはそれぞれ分割できるようになっており、音韻の合成・分解の練習ができます。子どもに親しみやすい絵を使用することで、課題に向かう姿勢も持ちやすくしています。
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ウルトラマグネット
マグネットでできた棒と玉です。 自分のイメージで好きな形を作ったり、カードや実物の見本と同じ形を作ったりします。
力を調整して使わないと、思うように付いたり離れたりしないため、手先の練習にもなります。
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マトリックス
縦(色)と横(形)の情報を、一つにまとめる課題で、算数(数学)の基本となる概念です。
赤の□、緑の△、といったように、2つの要素を統合する力を要します。
慣れてきたら、要素に「数」や「物」などを加えていきます。
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見本合わせパズル
正方形の木のブロックの全面に色が付いており、4〜8個の組み合わせで、さまざま
な形(色・柄)できます。
初期の段階では実物見本、慣れてきたらカードを見て、同じものを作ります。
個数が多くなるほど、難易度は高くなります。
物を見分ける力(視覚認知)、空間を正しく把握する力(空間認知)、手先の操作力
(微細運動)などが養われます。
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かえるジャンプ
かえるのおもちゃを、指先ではじいて遊びます。
はじくことが上手になったら、お皿の中に入るように飛ばします。
ねらった場所に飛ばすことによって、手先の操作性や集中力が養われます。
グループで行う場合、みんなの真ん中にお皿を置いて、誰が一番早く(多く)入るか
を競って楽しみます。
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音積み木
本来は木琴のような形をしていますが、音階の音板一つひとつが外せるようになっています。
専用の台に載せると、写真のように縦(階段状)になり使用できます。
バチで一音ずつ叩いて音を出しますが、横に並んでいるときと縦とでは、手の動き(運動の方向性)が異なるため、空間の使い方を学ぶことに適しています。また、しっかり見ないと音板からバチが外れてしまう(音が出ない)ため、目と手の協応力も養われます。
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Qコード
いろいろなコードが出せるボタンと、タッチプレートが付いた、電子ギターのような楽器です。
タッチプレートは触れると、ギターの弦をなでたような音がします。
指先で押したり、叩いたり、すべらしたりする操作によって、さまざまな手の動きを行うことができます。また触覚過敏の改善などにも有効です。
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アコーディオン
子ども向けの小型のアコーディオンです。
鍵盤が1オクターブ少々と少なめになっているため、音階の意識がしやすくなっています。
片手で蛇腹を伸び縮めさせながら、反対の手で鍵盤を押すため、高度な両手の協応力が求められます。
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キンダークラリーナ
クラリネットのような形をした笛です色の付いた鍵盤はドから高いドまでの、1オクターブになっています(ただしト長調の音階)。
吹きながら鍵盤を押さないと音が出ないので、「吹く−手を動かす」という協応力が求められます。
この楽器で、簡単な曲の演奏も行うことができます。
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スライドホイッスル
プラスチック製の笛です。長細い円筒形の先に棒がついていて、それを伸び縮みさせることで高い音から低い音へ、低い音から高い音へ段階なしに音を出すことができます。音を上下に滑らせて(グリッサンド)演奏することも可能です。吹きながら手で操作する協応力を養うことができます。
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ブームワッカー
プラスチック製のカラフルな筒状のパイプです。音ごとに色分けがしてあり、長さも異なります。手に持って、机や床、身体(頭や手足など)を叩くと、「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」の音を出すことが出来ます。皆でリズムに合わせて演奏する中で、情動の発散をしながら、協調性や動きの調整力を養うことができます。
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笛
全て吹いて使う笛の仲間です。吹く楽器類は、自分の呼吸を意識したり、発声や発語を促すことなどに適しています。少しの息で音の出るもの、強く吹かないと音が出ないもの、声を一緒に出さないと音の出ないもの、口を左右にすべらせて音階を吹くもの、などそれぞれ使い方が少しずつ異なり、子どもの発達に応じて段階的に取り入れます。
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ミュージックベル
音ごとに色の違うベルです。握ってほどよく振る動作が求められます。振り続けると音は鳴り続け、動きを止めても余韻が残ります。一人1音ずつ持って皆で曲を演奏したり、簡単な曲を一人で演奏したりします。
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トーンチャイム
1本ずつ音の違うバーを振って鳴らします。握り口がやや太く、下方向にほどよい力加減で振らないと、よい音が出ないため、小さいお子さんには操作の難しい楽器です。振った後に響く残響音がとても美しいのがこの楽器の大きな特徴です。耳元に近づけると長時間音がなり続けているのがわかります。音が消えるまでジッと聴くことで、集中力が養われます。
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シンバル
バチで叩いて音を出すスタンド式のシンバルです。最初に、じっくり見てもらってから、小さく音を出すと子どもたちは驚くほど集中して聴いています。光った色は多くの子どもの興味を誘います。また、叩くと固有感覚への刺激が心地よく入り、みんなが大好きな楽器の一つです。ピアノの伴奏に合わせて叩いたり、他の楽器と一緒に合奏をしたり、曲の一部を担当したりと、さまざま演奏を楽しめます。
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マラカス
全て振って音を出すマラカスです。オーソドックスな形をしたもの、小さな子どもでも握りやすい楕円形の柄をしたもの、果物や野菜や卵の形をしたもの、とさまざまな種類があります。形や重さによって握り心地が変わってくるため、操作の仕方も変える必要があります。通常の楽器としての使用だけでなく、動作模倣の活動の際、手の動きを認知しやすくするための道具として使用したり、イメージ遊びの一つとして利用したりもします。
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ボンゴ&コンガ
どちらも、ラテン楽器の合奏に欠かせない太鼓で、小さい方(打面が2つ)が「ボンゴ」、大きい方が「コンガ」です。 手で直接叩くので、打面の皮の柔らかさと、叩いた時の振動を味わうことができます。 合奏の際は、リズムを作ったりテンポを刻んだりと、重要な役割を担います。
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ザイロフォン
木製の音板をもつ鍵盤打楽器で、木琴の一種です。専用のバチで叩いて音を出します。音板の一つひとつが取り外せるため、子どもによって、音数を少なくしたり、並べ方を変えたりして使用します。また、他の音階楽器と一緒に、ペンタトニック音階で統一して合奏することも可能です。音色はやや硬く、残響音がないため、子どもが叩いた時に自分の出した音が分かりやすいです。
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クロマハープ
たくさん並んだ「弦」を手やピックで演奏します。
はじくと残響音の長い単音が出ます。
すべらせると、いろいろな音が混じり合った心地よい音色が響きます。
非日常的な音色と手の操作性を経験することができます。
コードバーを押すと、和音が奏でられるので、歌の伴奏楽器としても使用できます。
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ツリーチャイム
長さの違う金属棒が、横に並んでぶら下がっている楽器です。専用の金属棒や手を使って、横にすべらすように触れて音を出すと、とてもきれいな音がします。スタンドに取り付けることもできますが、子どもに合わせて使うため、このまま用いることが多いです。
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サウンドシェイプ
いろいろな色と形の組み合わせでできている、薄型の太鼓です。専用のスティックで叩いて音を出します。とても軽いため、子どもが自分で持って叩くことができ、楽しみながら両手の協応力を高めることができます。
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デジタルドラム
バチで叩いて音を出す、デジタルドラムです。
4つの打面がそれぞれ違った音になっていて、その音色も変えられます。
一人で曲を流しながら叩いたり、二人がそれぞれ1台ずつ使って一緒に叩くなど、さまざまな楽しみ方ができます。
打面を意識して叩かないと外してしまうので、意外と操作の難しい楽器です。
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色けんばん
カラフルなピアノのおもちゃです。
下段はピアノのように鍵盤を指で押し、上段は木琴のようにバチで叩いて音を出します。
押す(叩く)=音が出る、という因果関係を理解しやすい楽器です。
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※このほかにもたくさんの教材があり、スタッフは日々新しい教材を研究しています。
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